歴史学科 農業体験サークルの活動報告 ジャガイモの作業

農業体験サークルの活動報告(ジャガイモの芽かき、ジャガイモ植え作業)

こんにちは、歴史学科2年の須田光輝です。
3月3日(金)9:00~10:30にジャガイモの芽かき、
10日(金)9:00~11:30にジャガイモを植える作業に参加しました。
淑徳大学から、3日は森郁馬・木村亮・池田駿一・須田光輝・小池優士の5名、
5日は池田駿一・須田光輝・土井進教授の3名が板橋区の赤塚庁舎の圃場に出向きました。
両日とも天候に恵まれ、晴天でした。


1.ジャガイモの芽かき作業

3日は、ジャガイモの芽かきと種芋切りに取り組みました。
参加した学生の中には、初めてジャガイモの芽を見て、驚いている人や、
以前に体験している人がいた中での作業でした。
板橋区民農芸指導員の方から、芽があることを確認してから、
2~3等分に切り分けることなどを教えていただきました!
種芋の量は、10㎏入りの段ボール12箱ありました。


(写真1 種芋の様子)


2.ジャガイモ植え作業

10日は、3日に切った種芋を植える作業を、
板橋区民農芸指導員10名、赤塚支所職員3名、淑徳大学3名、
合計16人で取り組みました。


(写真2 住宅の中にある赤塚農園)


(写真3 耕運機で細かく耕された畑)

作業手順について説明します。
①板橋区民農芸指導員の方が、耕運機をかけ、畝幅70㎝、深さ15㎝を作る
 (畝幅とは、畑に野菜などを植えるときの、列の幅のこと)

②肥料を2種類まく
 (植えるための溝に30㎝間隔ずつで、量は一掴みまいた。
 あいのう有機、馬鈴薯配合肥料30号というものを、使用)


(写真4 あいのう有機)


(写真5 馬鈴薯配合肥料30号)

③株間30㎝間隔で種芋を置いていく
(②でまいた、肥料と肥料の間に置いていく。
 株間とは、植える種芋と種芋の間隔のこと)


(写真6 ジャガイモを植えた様子)

④土を被せて、作業終了!
 (鍬という、畑を耕すことなどに用いられる道具を使用)


(写真7 池田駿一先輩が、鍬で土を寄せる作業)

この鍬は親子3代にわたって使われており、柄の部分が黒光りしていました。
また、鍬先の四すみが円くすり減っていました。
このような手順で、作業を行い、2時間以上かかりました。
体全体が筋肉痛となり大変な重労働となりました。
種芋が入った重いバケツを提げながら、狭い畝の中を歩いて、
1個1個丁寧に置いていくことが、一番の苦労でした。
足の幅が1つ分しかない畝を歩きながら、中腰の状態で種芋を植えていくため、
途中体勢を崩しそうになりました。
作業が無事終ったときはやったーという達成感にあふれました。
また、16名による協働の大切さを実感しました。
今回の仕事は、毎年6月に開催される板橋区親子ジャガイモ収穫体験のための
第一歩の作業でした。

今後、追肥と土寄せ、草取り、茎切り作業などの工程をへて、
区民の皆様への収穫体験の提供となります。
収穫の時の親子の笑顔が、待ち遠しいです。


3.板橋区都市農業係と連携した「農業体験」による学び

約1年ぶりにジャガイモを植えてきました。去年は12時を過ぎても作業が終わらず、
かなり時間がかかってしまったジャガイモ植えも、一度経験しているからか人が多かったからか、
今年は早く済ませることができました。私の鍬を扱う技術も上がっていました。(笑)

作業は比較的簡単ですが、畑が広く肥料が重いので少し大変でした。
板橋区農芸指導員の方々は60代後半から90代までで、
私たちのおじいさん世代にあたる方ばかりですが、皆さんとてもお元気で、
長年農業を営んできた経験が身に付いていて、手際がとても素晴らしいです。

農業体験は「百聞は一見に如かず」ではありませんが、
学校の机に座って聞いているだけでは感じえない達成感・苦労などが味わえ、
自分の中に経験として長く残すことができると思います。
そして農業を経験して自然(大地)、他人、自分と向き合うことができたり、
自分の足らない部分を見つけることができ、自分の成長につながると思いました。
3か月後にはジャガイモ掘り体験が催されるので、
多くのジャガイモが実っていることと参加者がたくさん来てくれるといいなと思います。
(歴史学科4年 池田駿一)

最後まで、読んでくださって、ありがとうございました。
淑徳大学の板橋区への社会貢献につながるように頑張っていくので、
平成29年度も農業体験サークルをよろしくお願いします。

2021年10月

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