歴史学科 中世ゼミ夏合宿3日目―関ヶ原と岐阜城―

中世ゼミ合宿3日目―関ヶ原と岐阜城―

3日目はまず関ヶ原に行きました。
今から417年前の9月15日、この地で関が原の戦いが起こりました。
東軍と西軍に分かれたこの戦いは、戦国時代最大規模の合戦でありながら、実は開戦から数時間で決着がついてしまいました。
最近では、この戦いを扱った映画が公開されるなど、注目が集まっています。

では、この関ヶ原の戦いを合戦の流れに沿って、解説していきます。

・東軍・井伊直政隊が西軍・宇喜多秀家隊を攻撃、関ヶ原の戦いが始まりました。
 
・両軍が各所で激突、戦いが激化していきます。
・東軍・黒田長政隊が西軍・石田三成隊を攻撃。ここには有名な島左近もいました。

・徳川家康が本陣を桃配山から移動。
・西軍・小早川秀秋が寝返り、これを契機に戦況が一気に東軍に傾きます。
・小早川隊に攻め込まれた大谷吉継が敗北、この地で自刃しました。
・西軍各部隊・石田三成が戦線離脱、東軍の勝利が決定しました。
・西軍全体が撤退する中、戦場に残っていた島津隊が東軍に突撃、その後撤退します。(島津の退き口)

  
また、関ケ原町歴史民俗資料館にも行きました。資料館は、関ケ原駅から徒歩10分弱の場所にあります。

常設展示では、関ケ原合戦図屏風をはじめ、関ケ原の戦いで使われた武具等が展示されていました。
また、徳川家康、石田三成の兜(複製)、主な参戦武将の肖像写真、プロフィール等のパネルも展示されています。
特別企画展では、「世界三大古戦場」が展示されていました。天下分け目の舞台となった「関ケ原古戦場」。
欧州ナポレオン戦争の激戦地「ワーテルロー古戦場(ベルギー王国)」と、アメリカ南北戦争最大の激戦地である「ゲティスバーグ古戦場(アメリカ合衆国)」の紹介がされていました。
また、ミュージアムショップも併設されておりお土産を買うこともできました。


最後は岐阜城に行きました。岐阜城は織田信長にゆかりのあるお城です。

岐阜城は金華山の頂上にあり、そこまではロープウェイを使って行くことができます。
ちなみに登山ルートもあり、毎日頂上まで往復する猛者もいるそうです…。
ロープウェイを降りて山道を歩くこと約10分で岐阜城に到着し、そこで最後の集合写真を撮りました。
岐阜城の中は資料館になっており、戦国時代の武器や甲冑、古文書、戦国大名の肖像画などが展示されています。
古文書の中には遠藤先生の授業で使用されたものもあり、「読める、読めるぞ!」という気持ちを味わえます。
比較的読みやすい古文書が多いので腕試しに良いかもしれません。
最後になりますが、これを読んで興味を持った方はガイドブックを片手に歴史探検をしてみてはいかがでしょうか。

2021年10月

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