松下ゼミ2017年度活動報告【後編】

こんにちは!松下ゼミです。4月から始まったゼミ、松下ゼミでは毎月一回様々なテーマと表現方法で「試演会」を行ってきました。その2017年の試演会の様子を、前編・後編の二回に分けてみなさまにお伝えしております。今回は後編です。

<第5回試演会-朗読会Ⅱ>
2017年10月27日 於:4号館放送スタジオ

10月試演会は「朗読会」を行いました。5月以来の朗読でしたが、これまでにも今まで様々な形で試演会をやっていたので、それぞれに表現力がつき、5グループ違うカラーの発表ができたと思います。配役が決まってからは、個々人で練習してきてもらい、ゼミ時間内に発表してもらうなど、時間がない中みんなに協力してもらいながら作り上げていきました。10月リーダーをやるにあたって、リーダー間の連絡や、全体をまとめる力を求められたので、とても大変でした。ただ、大変や辛かっただけではなく終わったあとは、楽しかった、出来て良かったと思えてとても良い経験が出来ました。(10月プロデューサー:星野由衣)



<第6回試演会-淑徳祭>
2017年11月18日(土)・19日(日) 於:4・5号館 放送スタジオ

淑徳祭では
第一公演 ボイスドラマ『〇〇とハサミ』
第二公演 マイク体験 ポスター発表
第三公演 朗読
の3公演を2日に渡って行いました。

◆ボイスドラマ 『○○とハサミ』
第3回試演会に続き、2作品目となる松下ゼミオリジナル脚本でボイスドラマ制作を行いました。淑徳祭前の準備では本番で発表するためのマイクワーク練習を中心に行いました。11月の公演は最終週ではないため、特に時間のない中キャストを決め練習をしました。今回の公演では本編を前後編に分けて披露しました。初のWキャストでの公演だったため、そちらを含めた練習も行いました。本番ではメインキャストは最初から最後まで舞台からはけないため、芝居の作り方やどこからが自分の芝居するエリアなのかなどに気をつけて考えました。

◆マイク体験 ポスター発表
淑徳祭に来ていただいたかたを対象にマイク体験とポスター発表を行いました。マイク体験では実際にアニメーションの映像と台本を使ってアフレコを体験していただきました。また、ポスター発表は今まで松下ゼミで行ってきた試演会について、各月のリーダーたちがまとめたものをスタジオ内に貼り、それについて口頭で説明も行いました。
あいにくの天候だったためお客様が少ないときもありましたが、アフレコ体験などはうちのゼミならではだったと思います。

◆朗読
最終公演の朗読は、
「さくらスターを探して」
「君へ送る鎮魂歌」
「暖かい家族の話」
3作品を上演しました。

このうち『さくらスターを探して』は5月に行った試演会でも上演したため、キャストもそのままでお送りいたしました。5月の試演会にもお越しいただいた方には、よりキャストたちの成長が伝わったと思います。ほか2作品は短い期間の中台本を決定しオーディションを行いました。松下ゼミは男性が少ないため一部兼役の人もいました。10月から朗読が続きましたが、どの話もタイプが違ったためお楽しみいただけたのではと思います。

<第7回試演会-クリスマス>
2017年12月15日 於:3号館階段教室

2017年ラスト、12月試演会は「他宗教に触れ、表現の幅を広げよう」というテーマのもとで進めてきました。12月といえばクリスマス、ということで今回は、キリスト教の聖書の朗読と讃美歌に挑戦しました。これまで、朗読や歌会など様々なことに挑戦してきましたが、皆で心を合わせて一つの歌を歌うというのは初めての試みでした。全員でテンポや旋律を合わせることはとても大変でしたが、心を一つにすることの大切さを実感しました。ここから更に表現の幅も広げていきたいです。

12月は二部構成になっており、後半では私達松下ゼミが一年間頑張ってきたものを、自分の得意なもので成果を発表する事にしました。歌、ダンス、演技、お笑い様々なものを披露いたしました。私達にとっては忘年会のようなとても楽しい試演会になりました。中でも、面白いと思ったらお客様が投げて下さる紙テープが沢山舞う光景が素敵に感じました。来年も表現をする楽しさ、難しさ、やりがいを学んで行きたいです。

<第8回試演会-オリジナル演劇Ⅱ>
2018年1月19日 於:7号館演劇スタジオ

1月試演会では、小倉百人一首を題材に舞台を行いました。和歌に込められた意味、和歌が詠まれた背景、それらを史実に基づきながら脚本におこしました。10月という早い段階から配役オーディションを行い、各々が作品と向き合う時間を長く設けられるよう早め早めの行動を心がけました。本番前までバタバタしてしまったことはありますが、当日は役者も裏方も、全員が気持ちをひとつにしてひとつの作品を完成させることが出来たのではないかと思います。和歌に興味がない方にも最後まで楽しんで観ていただけるよう、工夫もしました。舞台上での揮毫パフォーマンスや途中で舞台を変形させる演出は特に評判が良かったです。しかし、ひとつの長編作品にゼミのみんなで取り組み、最後まで駆け抜けることが出来たことは大きな成果だと感じています。今回学んだことを来年からのゼミ活動に少しでも活かしていきたいと思います。

如何でしたでしょうか。毎月一回、年間通して計8回の公演を上演することが出来ました。ご来場くださいました皆さま、また上演にあたり、ご協力いただきました皆様に深く感謝いたします。本当に有難うございました。来年度も、更に表現の可能性について研究していきます。

文責:ゼミ担当教員・松下こみな

2021年10月

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