【私の、まんじゅうこわい】

皆さん、こんにちは!

表現学科の櫛田健太です。

先日、前期科目「表現文化研究Ⅳ(放送表現)」の中間成果発表会が行われました。
有名な落語の一つ、「まんじゅうこわい」を題材に、自分の好みにテーマを置き換えた「私のまんじゅうこわい」の発表です。

本講義では、ことばの表現の教材として「落語」を扱っています。

落語の文化や考え方にふれることで、現代と違う表現方法や価値観を学ぶことができました。
中でも、「何事も前向きに捉える」思想や「楽天主義」という考え方が落語の根底にある ということに感銘を受けました。

オリジナル落語「私のまんじゅうこわい」の創作は楽しいものでしたが、実は、それと同じぐらい楽しかったものがあります。それは「マクラ」です!
落語家さんがお題に入る前に、昨今の出来事や自分自身のエピソードなどを話しながら、さりげなくお題につなげてゆく導入部分、いわばコースメニューの前菜のようなもの、それが「マクラ」です。マクラからどうやってお題に繋げるか・・・まるで、謎解きの問題を考えているようで楽しかったです。

そして、さまざまな落語の世界に触れた上で迎えた中間発表本番。
そこで私は、自分の意外な才能に気がつくことになりました。
なんでも友人や先生によれば、私の声質や仕草が「落語っぽさ」を感じやすいというのです。初めは驚きましたが、(なるほど、自分にはこんな特徴や個性があったのか)と、新しい自分に出会うことができてうれしかったです。

落語の右も左もわからないまま受けた講義でしたが、わからない世界に触れることで新しい自分の可能性を知ることができました。

皆さんもぜひ、新しい世界に触れてみてください。


                                                                        

                                          表現学科3年  櫛田健太

2021年10月

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