身近な応援

PN パスタあんまり好きじゃない

 

   さて、今回は「身近なこと」をテーマに1つ作品を作るということなのだが、エッセイという形で身近なことでできる「生活の応援」というものを紹介していこうと思う。

   しかし、いざ書き始めてみると自分にできる生活の応援とはなんだろうと小一時間ほど考えて手軽にできる手抜き料理のレシピを書き綴るというのを思いついた。

   現在我々の世界を脅かすCOVID-19の影響を受け、先日、日本は全国での緊急事態宣言が発令された。職業によっては満足に働くことができず、世帯としての収入が減っている家庭もあると考えた。そんな時に1人でも多くの人間がこの書き物を見て「なるほどそれはいい考えだ」と思っていただければよいと思う。

 

   さて、早速だが自分の頭の中に入っている数多くの手抜きレシピで何が良いかと思い出してみたが、あったぞ。いいものがあるじゃないか。

   一人暮らしでの大学生活を二年と少し送ってきた中で手に入れた最高の手抜きレシピだ。簡単すぎてサルでも作れる、というのはさすがに冗談だが、家族の料理を毎日用意しているマダム達にとっては文字通り朝飯前だ。いや、朝食用に作るという保証はないのだが。

 

   さて、いつまでも茶番を続けていては埒が明かないので、レシピを書き殴るとしよう。

   まず用意する食材だが、サラダ油、適当な野菜、鶏もも肉、好きなパスタソース、これで完璧だ。フライパンにサラダ油を引いたら、カットした野菜とモモ肉を一緒に炒め、火が通ったかなと少し考え始めるくらいでパスタソースを入れてさらに炒める。パスタソースが少し煮立ったぐらいで皿に盛り付ければ完成だ。ここにひと手間加えるならパセリでも散らしてみてくれ、こじゃれた料理の完成だ。

 

   これは個人的なオススメだが、ナポリタンのパスタソースを使うとトマトの効いた簡単イタリアンが出来上がる。ソースにマッシュルームや玉ねぎも入っているので入れる野菜なんかのコストも考えられて良い。サイゼリアに並べればいい値で売れそうだ。

 

   いかがだっただろうか。手軽にできる安価でおいしいレシピだ。味は保証する。試しに作ってみてくれ。あまりに雑なレシピ紹介だったかな。確かにそうかもしれない。しかし今はこんなご時世だ。難しいことを考えず、たまには頭を空っぽにして野菜を切ってみてはどうだろう。少しは落ち着くことができる。ねぎのみじん切りなんかは精神安定に丁度いい。これを読んでくれたあなたに少しでも心の平穏が訪れますように。

2021年10月

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