千葉キャンパスの地域支援ボランティアセンターと常々連携しているサービスラーニングセンターの石川さんが、縁の深い認知症グループホームへ救援物資を届けるため、大船渡と陸前高田に入りました。
現地から写真とキャプションが送られてきたので、報告させていただきます。

 「被災現場に立ち、言葉を失いました。廃墟とはこのようなことなのでしょうか」

 「以前の故郷の面影はありません」

「船が乗り上げています」

 「消滅した大船渡駅から南側を見たところ。プラットホームから周囲がすべて見渡せます」

「家の上に家が乗っています」

 「押しつぶされた車の列」

 「街自体が消滅した陸前高田」

 「海水がまだ抜けていません」

 「高台からどこまでも見渡せ、ここに多くの人の暮らしがあったことを思うと胸がつまります」
  実際に現場に立ち、被災者の声を聞き、考えたことは
- 救援・支援は長期的な視点でとらえた上で、現時点の問題を考える必要がある
 - 被災現場で「復興」を考えると、気の遠くなる話に思える
 - この現実を多くの日本人に見てほしい (現場に立ってほしい)
 - 自衛隊、警察、消防の方々ばかりでなく、公務員、施設職員の疲労度が高い
 - 治安が悪化している。訪問した施設でも盗難に遭っていた
 - 立ち直ろうとする人もいるが、立ち上がろうにも立ち上がれない現実に直面している人がほとんど
 - やはり、「人」を必要としている。全国からボランティアが集まり、動き出している
 
来週は、大船渡出身のキャリアセンター職員が、皆から託された物資を搬入します。
日赤青年奉仕団団員の学生も、現地ボランティアの準備に入りました。