震災ボランティアに行って~旭市のがれき撤去~

震災の影響で遅れていた新年度の開始も、全キャンパスで通常の体制になりました。 そんな中、千葉県旭市飯岡へサークル有志でがれき撤去ボランティア行った「YFC」から活動報告が届きましたので、アップします。

ボランティアへの思いを共有していただき、皆さんの今後の活動のきっかけになれば幸いです。


・ボランティア活動内容
3月23日 農家での自主的ボランティア
3月28日 旭市でのがれき撤去


YFCボランティア参加メンバー
代表   社会福祉学科3年 江井 健吾
副代表 社会福祉学科3年 朝日 哲也
     社会福祉学科3年 小川 大介
     社会福祉学科3年 黒澤 和寿
     社会福祉学科3年 篠崎 哲郎
     社会福祉学科4年 大森 優光
     コミュニティ政策学科1年 門多 冬馬


・ボランティアへの参加動機
YFCに限ってではありませんが、私も含めてメンバーの中には被災地出身者が多くいます。今回の災害はとても他人事とは思えませんでした。そんな中での今回のボランティア参加は「何かやらなきゃ」「行動しなきゃ」と思ったことから始まりました。
よく「自分にできることをやろう」「自分も何かやりたい」と言う人がたくさんいます。テレビ、CMでもよく見ます。しかし、それを実際行動に移せる人はなかなかいるものではないと思います。その要因は「個人だから」というところにあると私は考えました。その考えからみんなでならきっと何かできる、行動することができると思い、呼びかけたところ「何かしたいと思っていたけど何もしていなかった」という思いを持っていたメンバーがたくさんいることが分かりました。それが分かれば早いもので、みんなの思いをまとめて、先生や地域ボランティアセンターに伝えたところ、旭市のボランティアを紹介されて行くことにしました。
代表 江井 健吾


・感想
私が行ったボランティア活動は、たった一日の活動でしたが机の前では何時間勉強しても得られないことを学びました。活動中に感謝の言葉をかけてもらった時「活動してよかった」と心から感じました。現地も余震が続いていますが、地元の方々には一日でも早く安心した生活が出来るよう願っております。
1年 門多冬馬


どんな凄惨な状態でも現地には笑顔でボランティアの自分たちに接してくれる方々がいてくれて逆にこちらが元気を分けてもらえた。私たちにできることは少ししかないが、これからもできることをやっていきたいと思う。
4年 大森優光


人とのつながりの大切さをとても感じた。知らない土地に言って知らない人と話して、その人のために頑張ろうと思った。助け合いだなって感じた。少しでも復興の手助けになればと思い行動した。今が幸せだと感じた。行動してよかった。又機会があれば行こうと思う。
3年 黒澤和寿


人と自然について改めて考えさせられた。自然の中で生かされていることを強く感じた。だが、その中での人間の強さ、きれいな部分も感じることが出来たのも事実である。これからこの体験を通して未来に対して考えていきたい。 
3年 篠崎哲郎


現場に行くことによって津波の恐ろしさと被害の大きさに驚いた。しかし復興に向け、自分たち以外にも様々なところからボランティアの方が来ていてとても力強く感じた。
3年 小川大介


旭市へボランティアに行くまでは被災地の状況はテレビのニュースでしか把握していなかったため実際にこの目で被災地を見たときは驚いた。家の中や庭には海の泥が散乱していてそれをかき出す作業をさせていただいたのだが泥は予想以上に重かった。皆で必死にかき出して海の泥が家の中から無くなった時はとても達成感があった。
まだ、余震が続いているが地震に負けないで一日でも早く復興してほしいと思う。
3年 朝日哲也


テレビの映像では現場の悲惨さはわからないと思った。実際に現場を見た自分たちでさえもきっと当事者の何%も分かっていないのだろうと感じる。きっとこの紙に悲惨さを書いてもなかなか伝わるものではない。百聞は一見に如かず。思いを行動に移すということは難しいかもしれないがぜひ現場を見てほしいと思う。このボランティアに行った以外の他のメンバーも含めてYFCはがれき撤去の他に募金活動もした。これからボランティアの募集があるかもしれないが、ぜひ個人だけではなく同じ思いを持った仲間と共に行動すればより積極的にできると思う。  代表 3年 江井健吾