おがつ仮設商店街OPEN記念「おがつ復興市」支援ボランティア

宮城県石巻市雄勝町は、3月11日の震災により、公共施設、学校、病院、商店、地域コミュニティ、家族の団欒など・・・すべてを一瞬に失ってしまいました。このため、お買い物一つするのに車で50分かかっていました。

雄勝の復興へ向けて、立ち上がった商店街!!地元住民が元の生活に戻り安心して暮らせる街づくりと地域産業の復興を図ることを目的として、復興への第一歩として「プレハブ2階建ての仮設商店街」がOPENしました。

おがつ復興市

 このオープン記念「おがつ復興市」の支援ボランティアとして、千葉キャンパスから6名の学生が参加してくれました。

参加したのは
4年 立野智史さん、藤枝芽生さん
3年 今井里美さん
1年 佐藤祥平さん、日下部美香さん、中村理沙さんです。

 

おがつ

11月18日(金)の夜10時にJR東京駅に集合!雄勝町大須小学校(避難所)で淑徳大学と協働していたボランティア団体「NPOだんだんカフェ」様のボランティアさんが運転する2台の車に分乗して出発。早朝5時に現地到着したのち、車内で仮眠したのち活動を開始しました。

おがつ

今回、学生ボランティアがお手伝いしたのは、復興祭の準備~運営~後片付けでした。開店の10時ギリギリまで準備に追われていましたが、何とか間に合わせることが出来、ほっとしたのもつかの間商店街を待ち望んでいたお客様がたくさん来てくださり、大忙し^_^; 「福引抽選会場」を任された学生と、魚屋さんのお手伝いの2班に分かれましたが、やはり東北、気温も低く時折雨が降るなか、時間も忘れるほど一生懸命に活動しました。最終日の20日(日)には、天気も回復して、「こんなに多くの人が集うのは見たことが無い!」と現地の方が言われるほど、雄勝町の復活を願う人々が前日以上に来場され、たくさん用意した商品も品切れ続出するほどでした。

 

雄勝法印神楽
 

このイベント後半には、大須中学校の有志4名(3年 阿部将大さん、2年 阿部庄太さん、1年 阿部莉歩さん、1年 阿部麻理瑠さん)による「雄勝法印神楽」が披露され、観客を大いに沸かせてくれました\(^o^)/

 

奥華子さん
 

さらに終盤のバンド演奏では、歌手の「奥 華子」さんもボランティアで出演♪
イベント終了後、ボランティア学生は、2台の車に分乗して無事に帰宅の途につきました。

 

◆このボランティアに参加した、淑徳大生の感想を一部披露いたします。

まず、被災地の現状を目の当たりにして予想以上に津波が高台まで達して被害が大きくなったということを知りました。そして、その津波の威力が今も目でみることのできる形で残っていると感じました。私はその現状を見て、津波を体験したことがなくても津波は怖い物だと初めて実感しました。

でも、そんな経験をした地域の人は思ったよりも驚くほど明るく元気な人達が多いように思いました。そんな人達と一緒にボランティアして、感じたことがありました。もしかしたら、友達同士や地域とのコミュニティーがあったからこそ今まで現実は辛いことがあったけれど乗り換えられたのかもしれないということです。そこで人と関わりを持つことが、何かを乗り越える力になると思いました。そこには、人との繋がりが心の支えになり明るくいれるのではないかと考えました。

今回、そんな人と関わったことで私はいつしか次のことを思いました。一瞬でもいいから自分達の関わりで、地域の人が前向きになったらいいと思いながら接したいと感じるようになっていました。そのような関わりをして、笑顔で帰っていく人の顔をみるのはとても嬉しかったです。 反省としては、もっと直接ではなくても地域の人の話をきき思いに寄り添うことが出来たのではないかと思うことです。以上が、このボランティアで学んだことと反省です。

 

【開催概要】

  • 催事名称 おがつ店こ屋街開店記念・おがつ復興市 
  • 開催日時 平成23年11月19日(土)午前10時~午後4時

おがつ復興市の様子がご覧いただけます。

 

石巻かほく商工会HP http://japan.311tohoku.com/kahoku/home