河北・雄勝・北上 三町合同復興市

2月11日(土)に石巻市の河北・雄勝・北上の三町合同復興市が開催されました。
このイベントに本学より2名の学生がボランティアとして参加しました。
総合福祉学部3年、志氣龍太郎さんの感想を紹介いたします。

 

私は今まで大須地区のボランティアをやってきましたが、
今回は三町合同復興市のお手伝いということで、
北上町のにっこりサンパークにある北上中学校に行って来ました。

前日の夜に東京に集合し、別のボランティア団体である、だんだんカフェの町田さんの
運転のもと上品の郷に向かいました。天気は悪くはありませんでしたが、
冬で気温が低くなっていたこともあり途中、
高速道路が凍結で通行止めになっていたりと、行くまでの間も今までとは違いました。

明け方の4時くらいに上品の郷に着き、仮眠をし、朝8時くらいに出発しました。
途中、私の希望で大川小学校に連れていってもらい、そこから通れるようになった橋を通って、
中学校に向かいました。着いてからは、テントを建てるなどの手伝いをしただけで
他にも、埼玉県の深谷などからボランティアが来ていたこともあり、
復興市に来ていた地域の人々とふれあっている時間の方が長かった気がします。
そこでも遠くから来た私たちに、「寒くない?」と親切に接してくれたりとても優しくしてくれて温かさを感じました。

そして最大のイベントとして、2月11日14時46分に天国に向けてメッセージを付けた風船を飛ばしました。
これは他のボランティア団体が震災から11ヶ月ということで企画したそうです。
みんな思い思いの気持ちをメッセージに込めて飛ばしていました。
その他にも、体育館ではペーパークラフトや地元出身のアーティストなどのライブ、
子どもたちの太鼓など様々なイベントがありました。

当日は風が強くて途中テントが飛んでしまうハプニングもありましたが、
そんな時も地域の方々は一人ひとりが協力し合い、乗り切っていました。
その光景を見たとき、改めて震災を乗り越えることの大変さを知るとともに、人と人とのつながりの大切さを学びました。
これからも今回のようなボランティアをさせてもらう機会があれば積極的に参加していきたいと思いました。


河北・雄勝・北上 三町合同復興市