第7回パネルシアターキャラバン活動報告

「パネルシアターキャラバン」は、本学の建学の精神でもある「共生」の理念やその具現化に基づいたボランティア活動の一つです。東日本大震災の被災地にてパネルシアターを通じ、子ども達や高齢者の方々に笑顔を取り戻し、元気になってもらう為の支援活動の一つです。ハード面よりソフト面における「心のケア」を目的としています。

淑徳大学3キャンパスの合同チームで活動し、各キャンパスのパネルシアターの考え方や演じ方の特徴や違いも学ぶ機会にもなっています。パネルシアターは楽しいだけではなく、想像力の広がりや仲間との共有感など教育的な効果のある表現教材です。

もうひとつの目的として、被災地で現地の方々と交流したり復興の様子を五感で感じたりして、今の自分にできることを感じ考え、体験的に学ぶことも目的に挙げています。

2011(2回)・2012・2013・2014・2015年度に引き続き、7回目の取り組みとなります。

今年は9月8日から10日まで、8名の学生が参加し以下の行程でかつどうしました。

日 程 

内 容

1日目

 

 

9月8日(木)

淑徳大学千葉キャンパス マイクロバスにて出発

 ・引率教員:藤田佳子

石巻市内(門脇小学校跡、日和山公園、「つなぐ館」など)見学

大川小学校にお参り

亀山旅館へ

ミーティング・練習

2日目

 

9月9日(金)

亀山旅館出発

湊こども園到着・準備

パネルシアター公演① &バルーンアート

昼食 & 加藤菓子店

前谷地保育所 到着・準備

パネルシアター公演② &バルーンアート

あぶくま荘 到着

ミーティング・星空観察など

3日目

 

9月10日(土)

あぶくま荘 出発

山元町こどもセンター、到着

パネルシアター公演③ &バルーンアート 

一路 東北自動車道を経て東京へ

淑徳大学千葉キャンパス 到着



【参加した学生の感想】

◆総合福祉学部 社会福祉学科3年 高橋 雄大

 今回でパネルシアターキャラバン3回目の参加になった。生まれ故郷である宮城でパネルシアターを行える事はとても喜ばしい事だ。さらに、普段一緒に公演する事がないメンバーで公演をするというのは、とても多くの事を学べる良い機会になっている。なによりも、5年半過ぎて現在でも、大震災でのキズはいえきってないことを感じた。これから先、震災の風化が進んでいく中で、長期にわたって行われているこのパネルシアターキャラバンボランティアにまた参加したい。

◆教育学部 こども教育学科2年 上村 萌音

 震災から5年経った今でも、手付かずの場所や震災遺構として残されている一方で、復興に向けて着実に進んでいる場所もありました。どれだけ震災の影響が出ているかを痛感しました。パネルシアターでは、作品を通じ子どもたちの笑顔をたくさん見ることが出来て、良かったです。これら聞いたり見たりしたことを伝えられるような教員になりたいです。

◆教育学部 こども教育学科1年 阿久津 佳奈  

 今回、パネルシアターキャラバンに参加して、たくさんのことを学びました。パネルシアターの楽しさはもちろん、東日本大震災のことも、復興状況だったり、当日の様子だったり、知らなかったことを知れて、とてもよかったです。また、パネルシアターをやる中で、子どもたちをどのように楽しませるかを考えるのは、難しかったけれど、子どもたちの笑顔が見られて、「やってよかったな」と思えることができました。

◆教育学部 こども教育学科1年 井上 さゆり

 私がパネルシアターキャラバンボランティアを終えて、まず初めに思ったことは、今回のこのボランティアに参加することが出来て本当によかったということです。パネルシアターを見る機会は何度かあったのですが、実際に自分でやってみる機会は無かったので、とても貴重な体験をすることが出来ました。なので、このボランティアに誘ってくれた友人には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、今回学んだことを活かし、頑張っていきたいと思います。

◆教育学部 こども教育学科1年 大木 もも

 私はパネルシアターキャラバンに参加してたくさんのことを学ぶことができました。まだ授業でやったことがないパネルシアターを本当に上手にできるのかとても不安でした。こどもたちの笑顔がみたいという思いで一生懸命練習しました。すると、本番ではあまり緊張せず、自分自身も楽しく発表することができました。何より、私の想像をはるかに超えるこどもたちのキラキラの笑顔をみることができ、それがとても嬉しく感じました。

◆教育学部 こども教育学科1年 小椋萌生

 今回、私は地元であり、被災地である宮城県でパネルシアターキャラバンボランティアが行われると知り、宮城県の子どもたちに元気や笑顔を与えられ、少しでも力になれればと思い参加しました。実際にパネルシアターをやってみて、子どもたちが笑顔で楽しそうに一緒に楽しめたと思います。パネルシアターを通して、子どもたちとつながれたことが嬉しいです。今回訪問することができなかった地域にも行き、パネルシアターを通じて、少しでも力になれればと思いました。

◆教育学部 こども教育学科1年 小野寺 佳奈

 私は今回のパネルシアターキャラバンに参加して、子どもたちとふれ合う楽しさと大変さを改めて学びました。私がこのボランティアに参加した理由は、直に子どもたちと触れ合いたいという想いからでした。また、実施場所が宮城であり、震災復興を目的としていたので、自分の育った土地に少しでも恩を返せるのでは、という想いもありました。  実際にやってみると、子どもたちのまえでしゃべり続けるというのはとても難しいことでした。それでも、子どもたちの笑顔を見て、とても嬉しかったです。今後の活動の参考にしていきたいと思います。

◆教育学部 こども教育学科1年 津野田 萌

 今回パネルシアターキャラバンボランティアに参加して、パネルシアターを通して子供達とふれあったり、元気を届けることができて良かったです。初めてのパネルシアターで子供達への呼びかけ方や話しながら動かすのが難しかったけど、将来教員になるための良い経験になりました。子供達が私のまねをして一緒にやってくれてすごく嬉しかったです。「楽しかった。また来てね。」と言ってもらえて、次回も機会があったら参加したいと思いました。

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン

震災ボランティア ~パネルシアター キャラバン