観光経営学科2年生ゼミ 「道の駅 果樹公園あしがくぼ」活性化に向けたキックオフ合宿2日目

合宿2日目(9月2日)は、前日にひきつづき雲一つない青空。

トンボたちが飛び交い、暑いながらも夏の終わりが近いことを感じさせます。

宿「ごかばし」を出発した一行は、一路、「三菱マテリアル横瀬工場」をめざしました。

車に揺られていると、町のシンボル・武甲山がみるみる迫ります。

やがて巨大工場の姿が現れると、その圧巻ぶりに多くの学生が驚きの声をあげました。

【良質な石灰岩が採掘される武甲山の北側斜面と三菱マテリアル横瀬工場】

 

 

賑わい創出に産業観光のあらたな可能性

 ~三菱マテリアル横瀬工場を視察~


三菱マテリアル横瀬工場が操業を開始したのは、日本が高度経済成長に沸く1969年(昭和44年)のこと。

良質な石灰岩が豊富なことで知られ、さかのぼること明治時代から採掘がなされてきました。

 

はじめに社内講堂で約30分間、横山隆史副工場長はじめエンジニアの皆さんからレクチャーをうけました。

各種製品や製造工程など“セメント産業のイロハ”から、産業廃棄物を再利用するリサイクルへの取り組み、CSR(企業の社会的責任)までを、クイズをまじえながら楽しくわかりやすくご説明いただきました。

座学で知識を得たところでいざ、全員がヘルメットにゴーグル、軍手を着用して、ここからが工場視察の始まりです。

 

熱気をおびた直径4メートルものロータリーキルンや24時間監視ができる全自動分析システムなど、一般にはなかなか見学できない機密エリアにもご案内いただき、マニアならずとも「工場萌え」を実感した学生たち。

近年、新たなツーリズムとして産業観光が脚光を浴びていますが、横瀬町における大いなる可能性、賑わい創出の起爆剤となることを誰もが実感できました。

 

わずか2日ではすべてを知りつくすことができないほどに、魅力ある観光資源が数多い町であることを、学生たちが痛感したのは言うまでもありません。

これから学生たちが、観光という鉱脈を掘りあて磨きあげていくさまを、どうぞご期待ください。

 

【三菱マテリアル横瀬工場の社内講堂でレクチャーに耳を傾ける学生たち】

 

【安全確認をしながら技術者の案内で約1時間、工場視察をした】

 

【産業観光の特性ともいえる観光振興と機密保持との二律背反を、どう乗り越えるかが課題 】

 

 

味覚の秋で最盛期を迎える観光農園

~小松沢レジャー農園で原木シイタケ狩りを体験~


池袋から特急電車で約70分という好立地に、全国的にも有名な観光農園の存在があることを知るひとは少ないかもしれません。

横瀬町の「小松沢レジャー農園」は、数ある観光農園のなかでも老舗中の老舗で、オールシーズン楽しめる体験型レジャー農園です。

学生たちは、おのおのビニール袋を手に、原木シイタケ狩りを体験しました。

 

昼食のバーベキューを楽しみに広大な敷地のなか歩を進めると、軒先に連なる大手旅行会社の協定プレートの数々が目に留まりました。

大型バスでの団体客はもちろんのこと、近ごろでは健康志向の高まりから、マイカーなどでお越しになる「個人リピーターが増えている」と、小松沢レジャー農園代表・町田恒夫さんは語ります。

味覚の秋が到来するこの季節、交流と体験の拠点としての観光農園の在り方、取り組みを、身をもって学べたことは、学生たちの大きな収穫になりました。

 

 【菌床栽培に比べ栄養価も高く美味とされる原木シイタケ。初めてのシイタケ狩りに学生たちは夢中になった】

 

【物見遊山ではない体験型の旅への転換が進む旅行業。旅行会社各社の協定プレートがならぶ小松沢レジャー農園】

 

【小松沢レジャー農園では昼食にバーベキューを賞味した】

 

 

三菱マテリアル 公式ホームページ http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/

小松沢レジャー農園 公式ホームページ http://www.komatsuzawa.co.jp/

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