2018年7月アーカイブ

異例の早さで関東甲信地方が梅雨明けした翌日、観光経営学科3年生が「観光経営学研究Ⅱ」の一環で「葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)を訪れました。
5月に訪れた東武動物公園との比較を行い、空間面の演出やサービス提供を中心に類似点や相違点を探るのが目的です。
同科目の「観光施設コース」を受講する13名が参加しました。

9:30にJR京葉線の葛西臨海公園駅に集合したメンバーは、さっそく調査を開始。
駅前がすでに葛西臨海公園の敷地内であり、駅正面に伸びるのが車道ではなく歩行者専用のプロムナードであることに気が付きます。
その他にも並木道や水の流れるカスケードなど歩いて心地よい空間の工夫を確認しながら葛西臨海水族園の入場ゲートへ。

 

同水族園では指定管理者である(公財)東京動物園協会スタッフの本山善啓さんに開園の経緯や利用者の動向などご説明いただいた後、施設の目玉でもあるマグロが回遊する大水槽のバックヤードなどをご案内いただきました。
ここでは巨大なマグロが泳ぐ様子を間近に目にするとともに、膨大な量の水を管理することの難しさなどを知ることができました。

その後は各グループに分かれ、学生それぞれの視点で同水族園及び臨海公園の様子を視察しました。
メンバーはこの後、今回の視察で得られた気付き・発見を生かしながら、東武動物公園をより魅力的な空間とするにはどうしたらよいか、提案の取りまとめを行う予定です。

 

中国文化大学(台湾)財務金融学科との国際交流授業(葉山ゼミ)

7月4日(水)に台湾の中国文化大学から教員1名及び学生13名が来訪されました。
そのうちの学生1名は同大学の日本人留学生で、名古屋から活動に合流しました。
経営学科からは、葉山クラス1年13名と葉山ゼミ2年16名が交流授業に参加しました。

 

 台湾の学生と千葉学部長との記念写真撮影

 

まず同大学の日本人留学生より、台湾での留学生活や日本との異なる文化や習慣について語ってもらいました。
海外留学を将来のキャリアのために選択したという言葉は、学生に響いたようです。
午前中、両大学の学生たちは互いにキャンパスライフについて発表し、意見交換をしながら親睦を深めました。

 中国文化大学の日本人留学生が台湾での留学生活を語る

 

葉山ゼミ2年によるキャンパスライフの紹介

 

 中国文化大学の学生による英語発表

 

昼食はシルクロードの学生食堂で取り、台湾の学生は初めて日本の学食を体験しました。
午後から経営学部7名の有志学生が同行し、22名で(株)明治坂戸工場を見学しました。
台湾の学生たちは、日本の生産ラインの効率性や整理整頓された工場に感心したようです。

 

 

明治坂戸工場を見学しました。

 

 工場見学後の記念写真

 

1日の国際交流活動は、あっという間に過ぎてしまいました。
両大学の学生にとって充実した1日でした。
また次回の交流を楽しみにしています。

 

 

経営学科の葉山ゼミ1年・2年が国際交流活動のホスト役を担当しました。

ホテルベルクラシック東京でブライダル施設を見学(観光経営学科1年)

7月2日(月)、観光経営学科一年生5人が正課外学習として「ホテルベルクラシック東京」内、ブライダル棟の施設見学に参加しました。

場所はJR山手線大塚駅から徒歩1分で、ホテル外見からはこんなに大きな教会が併設されていることに気づく人は少ないようです。

 ホテルで独立型のチャペルが併設されているのは珍しいケースで、案内していただいたスタッフのお話を、皆興味深く聞いてメモしていました。

ホテル内部はホテル棟とブライダル棟からなり、通常一般のお客様がブライダル棟に入ることはできないようになっており、プライベート感が保たれています。

 ウェディングを希望される方の集客のし方、成約に至るまでのカウンセリング内容、スタッフの仕事内容や流れなどを詳しく説明していただきました。

ウェディングの接客は専門分野を個別で担当する接客スタイルを取っており、いかにお客様の満足感を高めていくかを常に考えて日々活動しているとのことでした。

ちなみに、大学生のときにしておくべきことはあるかという質問に、『勉強も含め、とにかく色々な経験を積んで体験を増やすこと・・・。』とアドバイスをいただきました。

新人スタッフもエントランスに広がる空間づくりを自由にレイアウトできます。

ドレスのバックヤードも見せていただきました。

 

 

 螺旋階段はドレス撮影にも人気のスペースで、素晴らしい思い出作りができます。

川越でフィールドワークを実施「入門セミナーⅠ」(観光経営学科1年)

観光経営学科1年次必修科目『入門セミナーⅠ』(堀木ゼミナール、吉田雅也ゼミナール、竹中ゼミナール)では、7月2日(月)川越でフィールドワークを実施しました。

各ゼミは「観光地としての川越」を研究対象として、川越市の観光振興への取り組みや現在直面する課題について事前研究を続けており、今回のフィールドワークはその実地検分・現地調査を目的として実施したものです。

 

はじめに蓮馨寺に集合し、その住職でもある公益社団法人 小江戸川越観光協会会長 粂原恒久様より川越の歴史や文化、現在の観光振興についてご講演いただきました。

その後、9つのグループに分かれ、それぞれのグループがこれまでに研究してきたテーマに沿って実地調査を行いました。

当日は30度を超える猛暑でしたが、学生たちは事前に立てた仮説に基づき、熱心にフィールドワークに取り組んでいました。

 

 蓮馨寺での講演の様子

一番街通り付近の薬師堂を調査。

 

解散前の集合写真

トヨタL&Fを見学 「経営専門演習Ⅲ」(隈ゼミ3年)

隈ゼミ3年生のテーマは「物流」です。

物流の教科書を使い、毎回学生が交代で発表してきました。

 

 

そのまとめとして、トヨタL&F(ロジスティクス&フォークリフト)のショールームを6月30日(土)に見学しました。

同社では本学卒業生も活躍しています。

見学は大物品コースと小物品コースと4S※のコースを受講しました。

各コースでは、物流の仕組みの解説と物流機器の実際の操作等が行われました。

学生には事前に物流についての課題が出されており、課題レポートを作成すべく熱心にメモを取っていました。

 

※「4S」とは

物流改善の基本である「整理+整頓+清掃+清潔」4つの頭文字をとったものです。

 

文責:隈正雄

 

 

6月23・24日の2日間、観光経営学科3年生が「観光経営専門演習Ⅲ(ゼミ)」の一環として観光地の現地調査を行いました。

対象地は前回の視察先である「鎌倉・江ノ島」と同様に、所属メンバーが話し合って選定した「鬼怒川温泉エリア(栃木県日光市)」です。

 

 

 

初日は14:00にゼミのメンバー13名が鬼怒川温泉駅に集合しましたが、あいにくの激しい雨に見舞われたため、当初予定していた温泉地の調査は翌日に回すことに。

この日は鬼怒川温泉駅前と宿泊する旅館の館内の様子を観察しました。

雨の中、東武鉄道が運行するSLが人気を呼び、駅前の転車台周囲に多くの人が集まっていたことが印象的でした。

 

二日目は昨日の雨が嘘のような晴天。

メンバーは温泉街の様子を視察した後、各自が設定したルートに沿って、当地の代表的アクティビティである「鬼怒川ライン下り」や周辺に立地するテーマパーク等の現状を調査。

天候の影響もあり昨日以上に混雑した駅前の様子に驚きつつ、温泉地が直面している課題の発見に取り組みました。

 

当ゼミでは今期「鎌倉・江ノ島」と「鬼怒川温泉」というまったく性格の異なる2つの観光地について調査を行いました。

これらの体験を通して様々な観光地が抱える課題の抽出や、その解決策検討のポイントを掴むトレーニングを行っています。

観光経営学科3年生が「観光経営専門演習Ⅲ(ゼミ)」の一環として観光地の現地調査を行いました。

対象地は所属メンバーが複数の候補地の中から選定した「鎌倉・江の島エリア(神奈川県鎌倉市・藤沢市)」です。

 

9:30に「観光地のデザインとプランニング」ゼミ所属の3年生13名が鎌倉駅に集合。

混雑した駅前の様子に驚きながらの調査スタートとなりました。

まずは鶴岡八幡宮へと続く若宮大路をメンバー全員で歩いたのち境内で3グループに分かれ、各グループが設定したプランに沿って視察を実施。

それぞれが小町通りや江ノ電沿線地区を視察したのち、13:30江ノ電江ノ島駅に再集合して江の島へと渡りました。

 

当日は梅雨入り前の晴天に恵まれたこともあり、鎌倉・江の島エリアどこも多くの人出でにぎわっていました。

メンバーは各地区で「観光地としての空間の実態」と「消費者としての観光客の行動」の両面に着目して観察を行い、提供されているサービスや訪れている客層の違いなど、レポート作成のための記録を行いました。

 

当ゼミでは今後も観光地での継続的に現地調査を行い、「観光地の空間と観光客の行動」の実態把握に取り組む予定です。

埼玉県の観光地「川越」の最新状況を学びました(観光学総論)

観光経営学科1年生の必修科目「観光学総論」では、

川越市の観光振興を担う組織である「小江戸川越観光協会」の

会長 粂原恒久様を招聘して、観光地「川越」の最新情報をお話いただきました。

 川越市の歴史や、美しい観光地へと変革していくための電柱の地中化などの取り組みについて解説いただきました。

 

また、川越市では、四季折々、イベントを開催することで観光客の集客に努めています。

氷川神社の縁結びのイベントは中でも人気が高く、数か月で35万人が来訪したそうです。

 

2020年の東京オリンピックでは、川越市内のゴルフ場が会場となりますし、

今後ますますインバウンド旅行者の増加が見込まれます。

そのため、観光案内所には外国語を話せるスタッフを配置したり、

6か国語で観光パンフレットを用意するほか、

自動翻訳機の開発にも、地元企業と一緒に取り組んでいるそうです。

 

川越市の取り組みを通して、観光地のインバウンド対応強化の重要性に学生が気づき、

機会があれば自ら川越市を来訪して、観光地の魅力も理解して欲しいと思います。

 

 

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