観光経営学科3年 朝倉ゼミの活動について〈第4回〉 「研究対象地の視察旅行までの経緯」

 今回は研究対象地の視察旅行までの経緯について紹介します。

 朝倉ゼミでは学期ごとに日本各地の観光地の中から、研究対象地をゼミ生の提案から1箇所を選び、1泊2日で視察に行きます。

今期は、神奈川県箱根町を研究対象地としています。

 

 研究対象地を決める条件としては、その研究対象地を有する市町村の観光客データが過去10年分あること、1泊2日で視察できる観光地であること、また現地の公共交通機関が充実していることの3つで、候補地4つのグループごとに1つ挙げます。候補地の概要・その観光地を希望した理由・希望宿泊施設について、グループごとにプレゼンテーションを行い、ゼミ生全員でのディスカッションを踏まえて、研究対象地を決めます。

その後、担当者2名が視察旅行の宿泊施設・交通手段の手配を行います。

  

 研究対象地が確定したら、過去10年間の観光客数のデータをExcelでグラフ化し、分析コメントを執筆します。また、研究対象地の観光資源を分類し、概要などを記載した一覧表を作ります。

 その一覧表を基に、視察を希望する観光資源をグループごとに発表し、視察希望の多かった観光資源を抽出して、視察順序・ルートを、グループごとに作成します。4グループの中でどの案が効率良く観光資源を周ることができるかをディスカッションして、視察ルートを確定します。

 このように、研究対象地について、観光客数と観光資源についての基本情報を学んだうえで、現地の視察を行います。「楽しい旅行」ではなく、「視察旅行」であり、研究対象地の魅力や課題を自分たちの目で確認するため、準備は不可欠なのです。

 

 

 今回は、中澤咲稀(写真左)と岩戸結皆(写真右)が担当しました。

 次回は、赤平璃央と倉方優梨子が担当します。

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