観光経営学科3年 朝倉ゼミの活動について 〈第6回〉 「研究対象地の視察後の分析」

今回は視察旅行後のゼミについてお伝えします。

 

11月26~27日に行った箱根町の視察で、新たに発見した研究対象地の魅力と問題点についてグループごとに発表し、視察前に調べた点との違いや、より具体的な魅力・問題点について、先生に助言をもらいながら、ディスカッションを進めました。

 

ゼミ生の意見として、箱根町の魅力は2つあり、1つ目は観光施設の数が非常に多く、多様性に富んでいることと考えました。温泉の他に、美術館や神社、芦ノ湖、大涌谷など、人文資源・自然資源をバランスよく有していることがわかりました。特に、私たちが視察した「星の王子さまミュージアム」や「彫刻の森美術館」、「海賊船(芦ノ湖の遊覧船)」などは、大人だけでなく子どもも楽しむことができます。

 

2つ目の魅力は、二次交通が充実しており、それらを使うためのフリーパスがあることです。特にフリーパスは、交通費の節約のみならず、週末等観光客が多い時期のバスやケーブルカーの乗降時間を短縮するというメリットだけでなく、観光施設(美術館等)の入場料や、土産品の割引という特典もあり、観光客にとって箱根での周遊の利便性を高め、観光消費を促進する役目があることがわかりました。

 

一方、箱根町の問題点は、二次交通の混雑や、食の問題などが挙げられました。

私達は紅葉シーズンが終わりに近い11月の土日に視察したのですが、多くの観光客が訪れていました。観光客が多いにもかかわらず、大涌谷まで行ける箱根湯本ケーブルカーは1時間に3・4本で車両数も少ないため、混雑していました。また、バスも乗降車口は車体の前1カ所のみで、フリーパス利用者は乗車時と降車時どちらも提示が必要なため、満員のバスでは効率が悪いということと、遅延に繋がるとわかりました。

 

また、食の問題として箱根の名物が湯葉とガイドブックに記載されていましたが、残念ながら今回の視察ルートでは、湯葉のお店が見つかりませんでした。ほかにも、駅の近くには多くの飲食店がありましたが、観光資源の近くには飲食店が少なかったことも問題と感じました。

 

今後のゼミでは、箱根町の魅力をどのようにして伸ばし、問題点をどのように改善すればよいかを考えます。

 

 

 上の写真は、ディスカッションをしている様子です。

 

 今回は、城定由梨(写真左)と成冨里佳(写真右)が担当しました。

 

次回は、小林茜と森田早耶香が担当します。

 

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