異例の早さで関東甲信地方が梅雨明けした翌日、観光経営学科3年生が「観光経営学研究Ⅱ」の一環で「葛西臨海水族園」(東京都江戸川区)を訪れました。
5月に訪れた東武動物公園との比較を行い、空間面の演出やサービス提供を中心に類似点や相違点を探るのが目的です。
同科目の「観光施設コース」を受講する13名が参加しました。
9:30にJR京葉線の葛西臨海公園駅に集合したメンバーは、さっそく調査を開始。
駅前がすでに葛西臨海公園の敷地内であり、駅正面に伸びるのが車道ではなく歩行者専用のプロムナードであることに気が付きます。
その他にも並木道や水の流れるカスケードなど歩いて心地よい空間の工夫を確認しながら葛西臨海水族園の入場ゲートへ。
同水族園では指定管理者である(公財)東京動物園協会スタッフの本山善啓さんに開園の経緯や利用者の動向などご説明いただいた後、施設の目玉でもあるマグロが回遊する大水槽のバックヤードなどをご案内いただきました。
ここでは巨大なマグロが泳ぐ様子を間近に目にするとともに、膨大な量の水を管理することの難しさなどを知ることができました。
その後は各グループに分かれ、学生それぞれの視点で同水族園及び臨海公園の様子を視察しました。
メンバーはこの後、今回の視察で得られた気付き・発見を生かしながら、東武動物公園をより魅力的な空間とするにはどうしたらよいか、提案の取りまとめを行う予定です。