「自分の頭で考える」ってどういうこと?(齊藤鉄也ゼミ1)

私のゼミでは3年生の最初から卒業論文を書き始めています。

勿論、学生にとっては、大学生活真っ最中で卒業はまだ先のことです。

しかし、卒業論文の作成には、現代社会の課題の理解や、就職活動に必要な業界研究、

大学の授業内容の総復習、自分の主張の提案が含まれています。この、大学ならではとも言える、

試行錯誤を伴った自分の頭で考える勉強をするためには大量の時間が必要で、

現状では3年生が最初で最後のチャンスです。

「旅の恥はかき捨て」という諺を捩って言うならば、「ゼミの恥はかき捨て」と思って、

自分の興味あるテーマに全力で取り組むことを願っています。

 

検索してしまえば何かしら「答え」が見つかる様に思える現在では、

残念なことに、「ググってコピペした内容を並べ替えることを自分の頭で考えること」と勘違いしがちです。

でも、誰もが同じ道具を使える現在では、ググってコピペしても五十歩百歩にしかならず、お互いにすぐにバレます。

何よりも自分が一番つまらないと思っている自覚があるはずです。

この「つまらなさ」から抜け出すためにはどうしたら良いのでしょうか?

 

 卒業論文のプロセスを通って、ほんの少しのことかもしれませんが、

自分の頭で絞り出した主張を言うことが如何に難しいか、そしてそれが如何に価値あることかに気づかない限り、

「つまらなさ」から抜け出せません。「つまらなさ」から抜け出すための全ては自分の頭の中にあります。

卒業論文の試行錯誤を通して、自分と向き合って考えて欲しいと思います。

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