ビジネスの現場に活かす経済学を身につけるために(保苅ゼミ1)

私の専門は、国際経済学やゲーム理論で、経営学が専門の教員ではありません。

そこで、私は、就職活動の際に必ず必要になる新聞の経済記事を読みこなし、

就職後に後悔しない優良企業を見つけ出せる「経済センス」を身につけてもらえるゼミを目指しています。

ゼミでは、輪読という、みんなで本を精読する授業形式をとっていますが、

最近の学生はなかなか本を読む習慣がないので、経済学の入門書を読むところから始めます。

その後、ビジネスの実際を知るために、「NHKスペシャル」や「ガイアの夜明け」等のTV番組を視聴し、

これまでの授業で気になったことについて調べものをしてもらい、

その成果をみんなの前でプレゼンテーションしてもらうところまで行っています。

 

 

もう一つ私がこだわっているのは、ゼミでのディスカッションを活発にするために、予習の徹底を求めることです。

発表担当でないゼミ生には、授業開始時にその日やる部分のポイントと感想を15分以内に自身の言葉でまとめてもらいます。

これを継続することで、AI時代には特に必要になると言われている読解力と、書く力が自然と身につきます。

これは、就職活動で求められるコミュニケーション能力の中でも学生が弱い「読み書き」する力が自然と身につくことを意味しています。

経営学部で学んだことの成果としてのより満足度の高い就職、今後もこの部分にはこだわってゼミ運営に励んでいきたいと思います。

 

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