学生記者リポート【ところざわサクラタウン】角川武蔵野ミュージアム①

淑徳大学 経営学部 観光経営学科で学ぶ千葉ゼミ3年の学生記者たち12人が、2021年6月4日、【ところざわサクラタウン】を訪ねました。【角川武蔵野ミュージアム】を緊急リポートする第一弾は、4階に広がる「本の街」です。

 

一番の見どころは【本棚劇場】。約8メートルの巨大本棚です。5階部分までの吹き抜けです。

 

まずは、エレベーターで【エディットタウンーブックストリート】へ。

 

–足を踏み入れた先には– 

大きな建物の4階部分。そこにはまるで別世界のような「本の街」が広がっています。

エディットタウン

この4階は「エディットタウン」と呼ばれ、25,000冊の本が9つの文脈によって配架されています。「記憶の森へ」から「個性で勝負する」まで9つに分けられた各カテゴリーは、さらに15〜25ほどのサブカテゴリーに分かれます。そして、そのサブカテゴリーの中で、特製の「豆本」とキャッチコピーによって、文脈を案内しているのです。

これらの本は、タイトルや著者名の五十音順、アルファベット順で並べられているわけではありません。作品テーマから類推できるテーマへと連想がなされるように、まるで頭の中での想像そのものが具現化されたように並んでいます。

本を読んでも、ゆっくり歩いて眺めても、椅子に座って思考にふけってもよい。「本の街」エディットタウン。ぜひここで、連想の力を体感してみてはいかがでしょうか。

 

角川武蔵野ミュージアムに来る目的のひとつとして人気が高いのはやはり【本棚劇場】です。

本棚劇場は、先述の通り、高さ約8メートルにもなる巨大な図書館です。本棚劇場は、建物全体のデザインも手がけた隈研吾氏によるものです。本棚は、360度すべてが本で覆いつくされており、約3万冊が配架されています。本はKADOKAWA出版の本だけでない点も、特筆すべき点。また、角川書店創業者である角川源義や、竹内理三、山本健吉、外間守善などの貴重な文庫本もたくさん保存されています。

 

2020年暮れの紅白歌合戦では、YOASOBIが、ここでプロジェクションマッピングによる演出で、楽曲「夜に駆ける」を披露したことでも知られています。複雑に入り組み、立体的・流動的に連なって、脳の構造をイメージした造りとなっているのが特長的です。

 

来場者だけが感じることのできる非日常体験の角川武蔵野ミュージアム。ぜひ皆さまも足を運ばれてみてください。

(学生記者:千葉ゼミ3年 川辺大記・小宮恵・櫻井遥香)

 

 

月別 アーカイブ