【学生インタビュー】プロジェクトマネジメント×文化祭 ~大学の学びを生かす~ (前編)

これまでこの経営学部ブログの中でも紹介しているマイクラ企画ですが、
文化祭の企画を一つの「プロジェクト」と見立て、学びの一環として進めています。
一般的にプロジェクトは、独自の成果を出すための有期的な業務と言われています。
つまり、このマイクラ企画は、これまで淑徳大学では取り組んだことの無い「Minecraft内で淑徳大学を再現し、発表する」という未知の目標に対して、
約3か月という期限を定めて、一からメンバーを集めた一大プロジェクト
と言えます。

そのプロジェクトのリーダーを任され、現在マイクラ企画のマネジメントを行っているI君に、
「プロジェクトマネジメントを文化祭に生かす」というテーマについて、インタビューを行いました。

 

--最初にこの企画を任されたとき、どう思いましたか?

I君:まずは単純に「面白そう」と思いました。もともと新しいことや未知なことへの興味が強くて。ゴールまでのプロセスが全く見通しが見えないプロジェクトで、自分がどこまでやれるのか、そしてどれくらい成長できるのかを考えると、面白そうだなと感じました。

 

--この企画のスタートと同時に、プロジェクトマネジメントについても勉強を始めたそうですね。プロマネの考え方や知識は、この企画にどう生かせそうですか?

I君:プロジェクトマネジメントについて調べていく中で、リーダーとして一番重要なのは「全てを把握するのではなく、重要な点を抑える」ことだということが分かりました。その点は常に意識しながら進めています。

 

--「全てを把握するのではなく、重要な点を抑える」とは?

I君:プロジェクトの成功のためにリーダーが頑張ろうとすると、つい率先して作業を行ってしまう、つい全ての作業を完璧に把握しようと頑張ってしまうことがあるということを本から学びました。しかし、私の役目は「自分がたくさん作業をすること」ではなく「プロジェクト全体を成功に導くこと」であり、マイクラ初心者である私がより多くの作業をしたところでプロジェクト全体に対しては対して大きなインパクトはありません。むしろ「プロジェクトの期限」や「他のチームや全体の進捗度」のような、メンバーが集中して作業をしていると見失いがちな視点を常に忘れないことがリーダーとしての役割だと考えています。

 

--プロジェクトが開始して1か月たちましたが、どんな苦労がありますか?

I君:やはり、まったく顔も見たことのなかった初対面のメンバーも多いので、コミュニケーションの取りにくさは感じています。連絡は基本Discordというアプリでオンライン上で行っているんですが、なかなか返信をもらえなかったり、返信までの時間も長かったりして。この企画の参加者は、義務ではなく有志で集まっているので強制することもできないというところに難しさを感じています。みんなアルバイトや勉強もあるでしょうし、それに無理に何度もお願いすると逆に気持ちが離れてしまうということもあると思うので、そういう場合はある程度返信を待って、それでもリアクションが無い場合にはそのメンバーに任せようと思っていた作業を他のメンバーに振るといった対策を取っています。ただ、これもベストな方法ではないと思うので、より良い対策が無いか模索中です。

 

--なるほど。オンラインならでは、有志のプロジェクトならではの難しさがありそうですね

(インタビュー後編につづく)
インタビュー後編では、プロジェクトとLAの関係、そしてマイクラ企画の今後の見通しについて語ってもらう予定です。

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