今回は2つの記事をご紹介します。
【秋田県東成瀬小学校への教育研究訪問を行いました】
毎年9月初旬に髙橋敏先生の3年生のゼミで、秋田県東成瀬村立東成瀬小学校の教育研究訪問を行ってきました。
今年度は、ゼミを超えて、教育学部初等教育コースの学生有志を募り実施されました。
この研究訪問の目的は、高い学力を誇る秋田の教育から学び、学生自身の学び、研究に役立てようとするものです。
本年は3年生8名、1年生2名の計10名が参加しました。
東成瀬小学校は、秋田県南部の山間の全校児童数約100名の学校です。
秋田県の学力上位校とされ、日本各地や海外から年間延べ500人以上の視察者が訪れ、
今回の訪問時にも、山形大学教職大学院の院生10名の視察が行われていました。
今回は、9月11日の朝の会から給食時まで、各学級に学生が入り、
学習支援ボランティアを通して児童との交流をさせていただきました。
午後は、山形大大学院生と共に全クラスの授業を参観した後、
校長と村の教育長から教育実践の概要について説明していただきました。
その後再び教室に戻り、各教室で担任から直接指導を受け、
採点や教材づくりなどの手伝いを夕方5時まで行い、学校訪問は終了です。
12日午前中は秋田の歴史や文化を学ぶため、「内蔵」で有名な増田町を見学しました。
昼食後は自由行動とし、夜行バスでの帰路となります。
学生の感想には、児童の学ぶ意欲の高さへの驚きと共に、
自主学習ノートなどの教育の工夫と成果に多くを学んだと述べられていました。
また、東成瀬小学校が大切にしている授業での「対話」や、
教師の「同僚性」の重要性について知ったことを、今後の学びに役立てたいとの感想が多くみられました。
【2020年度教員採用試験対策講座「オープニング講座」が開催されました】
9月14日(土)、2020年度教員採用試験対策講座を開始するにあたり、オープニング講座を開催しました。
これは、長期の対策講座のモチベーションを高め、受験学習の概要を知るためのものです。
当日は、小学校教諭を目指す初等コース3年次生28名が参加しました。
最初に、本年度一次試験に合格した4年生がその体験談を発表し、
続いて教員・保育士養成支援センターの教員から、本年度受験生のための対策講座の報告や、
今後の講座の概要について説明がありました。
最後に、本年度4月より埼玉県教員に採用され、教壇に立つ2名の先輩より、
教職の魅力や喜びについて、具体的な事例を含めての報告がありました。
参加した3年生からは、受験勉強の仕方や学校現場での仕事内容などについて、熱心な質問が相次ぎました。
また、終了後の感想用紙には、「採用試験について自分が無知であったことを知った」
「受験に対するモチベーションが高まった」「対策講座に計画的に参加していきたい」など、
教職を目指す自身を振り返ると共に、対策講座への参加意欲が高まったという内容が多く見られました。