はじめまして。この4月から淑徳大学にまいりました、熊倉佐和子と申します。
この3月まで、東京都公立小学校に音楽専科として勤務していました。
学生時代、ピアノを専門としていた私は、子どもが楽しく本気で取り組む音楽の授業を求めて、試行錯誤する日々を送りました。
着任7年目から東京都小学校音楽研究会音楽授業研究の会に入り、退勤後に集まる仲間とともに勉強しています。
子どもが主体性と創造性を発揮できる音楽の授業を実現するために、授業のあり方や子ども理解について知恵を出し合う経験は、私の教員生活の基盤となりました。
また、15年近く、学校運営のリーダー、主幹教諭として勤務しました。
ご縁をいただいた方々や子どもたちから、求められる教育の行き先を見据え学校教育を幅広い視点から捉えること、
どんなに困難であってもよりよい道を見いだすために考え続けること、チャレンジする気持ちをもち続けることを教えてもらいました。
現場を離れて約1カ月。教員を目指す学生に関わる責任を感じています。
淑徳大学で学ぶ皆さんが、現場で“チーム学校”の一員として自分を取り巻く人々との関わり方を探り、
自分の進むべき道を見いだす力を身に付けることができるように、心を尽くしたいと思っています。
【初任校に着任半年後、他校と合同で行われる音楽会に出演。余裕のない表情ですね…。子どもたちに助けてもらった思い出深い音楽会です。】
【令和元年度全日本音楽教育研究会全国東京大会。2年生の鑑賞の公開授業の1コマ。音楽科の主体的・対話的な学びのあり方を探究しました。】