3年生対象 教員採用試験対策講座 スタート ~オープニング講座~

今年の4年生は、教員採用試験の日程を全て終了しました。休む間もなく、来年の夏に向けて、3年生を対象とした教員採用試験対策講座が9月21日にスタートしました。

主な内容は、次のとおりです。

(1)1年間の計画の立て方について

(2)2021年度受験生から聞く(4年生の体験談)

(3)センター教員より                         

○採用試験傾向について(本年度の採用試験結果を含む)

○今後の対策講座について(対策講座計画表及び実施方法の説明及び顔合わせ等) 

 

教育学部長の山田先生からは、これから1年間、教員・保育士養成支援センターの先生方の指導のもと、最後までしっかりと取り組んでほしいという旨、挨拶がありました。

【体験談①】

体験談①では、自分の勉強法、特に1次試験に向けてどのように勉強したか、その具体的な方法について紹介がありました。使いやすく分かりやすかった参考書、問題集や、オリジナルの「苦手克服ノート」について説明がありました。教員・保育士養成支援センターの先生方が対策講座で配布する資料、オリジナルテキストを活用すれば、一次試験は突破できるという話もありました。始められることからコツコツやることの大切さ、センターの先生方を頼って勉強することの大切さについて、アドバイスがありました。 

【体験談②】

体験談②では、去年の9月から始まった採用試験の対策として、過去問題集や資料から受験先の傾向を確認すること、模擬試験の結果をもとに、自分の弱点を確認することから始めたという話がありました。1月は、暗記の強化。とにかく紙に書いて覚えたこと。2月は、教育実習に行ったので、2次試験に向けて、家に帰ってから実習の記録とは別に、学んだことを自分のノートにまとめることに専念したこと。4月・5月は、生活を見直し、生活スタイルを確立することに努めたことや苦手科目の克服に努めたことなど、1年間を振り返って、具体的なアドバイスをもらいました。

【体験談③】

 体験談③では、受験自治体のことをしっかりと確認してから対策を始めることの重要性について話がありました。例えば、受験日の確認から始め、受験種目の確認をすること、さらに、問題の傾向について把握する事の大切さについてもアドバイスがありました。筆記試験の対策としては、とにかく対策講座に出ることが必要であり、対策講座に出席して勉強していれば合格すると力強く語っていました。教員・保育士養成支援センターで行われている採用試験対策講座が、学生の間に浸透しているとともに、学生に強力な味方になっていることがわかる話でした。

【センター教員から】

・今後の対策講座の計画についての説明。

・文部科学省の資料をもとに、教員採用試験倍率の変遷についての説明。

・本学部の採用試験合格状況(本年度の一次試験通過率は93.5%:過去最高)。

・教員採用試験がゴールではない。力を付けて現場に出るための過程である。

・日々のボランティアや実習などを面接や集団討論に活かすための方策について。

・日々の授業での取り組み、日常での生活態度が変わらなければ、自分を変えることはできない。挨拶一つ身に付けることはできない。

 

対策講座のスタートということで、まだ学生は計画の立て方についてもイメージできる段階ではありません。そのような中ではありますが、参加した学生は、気持ちを切り替え、新たなスタートを切ったようです。これから1年間、長い期間の勝負になりますが、時には息抜きもしながら、早く自分のペースをつかんでもらいたいと思います。

 

【参加した学生の感想】

先輩方の話を通して、教員採用試験に向けた具体的な対策方法を学ぶことができました。したがって、これからどのよう勉強していけば良いのかの見通しをもつことができ、勉強に取りかかりやすくなりました。そして、先輩方の熱いメッセージに、心を動かされ、試験勉強に対して、意欲的に取り組もうという気持ちになりました。これから始まる対策講座、及び先輩方から学んだことを生かして、教員採用試験合格に向けて努力していきたいと思います。

 

今回の講座を受け、教師になるという夢を叶えるため自分を変えていかなくてはならないと強く感じました。先輩方の勉強方法を聞き、暗記ノートなどを見させていただいたことで、漠然としていた、今自分がやるべきことをイメージできました。これを今後の計画を立てることに役立てていきたいと思います。また、センターの先生方や先輩方の存在が、これから私の大きな支えとなってくださることに感謝し、夢を叶えるため精一杯努力していきます。

教員採用試験二次試験の激励会が開催されました

緊急事態宣言下ではありますが、教員採用試験の二次試験は予定どおり実施されます。
これに向けて、8月20日、教員採用試験の二次試験に向けた留意事項確認と激励会が開催されました。
教員・保育士養成支援センターの先生方も、この日まで学生の指導にあたってきてくださいました。
あとは、当日、十分ゆとりを持って、また自信を持って試験に臨んでもらいたいと思います。

前回のブログでお知らせしましたように、今年度の一次試験合格率は極めて高いものでした。
その勢いのまま、多くの学生が二次試験も突破してくれることを願っています。

教員採用試験 一次試験の結果について

今年度の教員採用試験では、31名が受験しました。
2箇所受験者もいましたので、延べ人数では34名の試験となりました。
その結果、現在32名の合格がわかっています。現在の合格率は、94.1%です。
一昨年度(77.8%)、昨年度(82.8%)に引き続き、一次試験の合格率が向上しています。
今後、最終的な結果も、またブログなどで報告していきます。

ZOOMによる就職ガイダンスを開催しました

ZOOMにて、幼児教育コース4年生対象の就職ガイダンスを行い、33名の学生が参加しました。ガイダンスを担当した教員保育士養成支援センターの大谷先生からの報告です。

 

日時   2021年7月29日(木)13:00~14:00

参加学生 4年生 33名

担当   守谷、梅原、大谷 

今までの実例を踏まえ、就職活動の進め方や、園選びのポイント、求人ナビの活用方法などを伝えました。
夏以降、求人も増えてきます。今後は、個別対応も含めて、
学生自身が就職活動に向けて積極的に取り組めるよう、アドバイスしていきます。

淑徳子育て支援プログラム 認定証授与式が開催されました

コロナ禍の今年、感染防止に配慮しつつ、近隣の保育園にもご協力をいただき、例年とは異なる形ではありますが、子育て支援プログラムを実施することができました。
今回はその認定証授与式の様子を、沢田先生から紹介します。

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感染防止に配慮し、プログラムを終了した2年生60名、3年生34名に対して認定証授与式を行いました。
当日は学部長の山田先生、子育て支援プログラム担当の松家先生よりお言葉をいただき、代表者に認定証が授与されました。
代表で数名、ボランティア先でのエピソードから気づいた事や保育士の子どもとの接し方等を発表してもらいましたが、
他の人の発表を聞き、自分が行った園以外の様子を知る事が出来ると共に、
子どもや保育士のどこを見て何に気付くべきかを共有できたと思います。

 

【学生からの感想(抜粋)】
・保育現場の様子を肌で感じることができ、実習前の大きな経験となった。
・1年生の時にフィールドスタディで幼稚園を見てきたが、今回、保育園へボランティアに行き幼稚園と保育園の違いを感じる事が出来た。
・授業で学んだ手遊びやパネルシアターを子どもたちの前で実践し、少し自信がついた。
・子どもたちと触れ合えてとても楽しかった。パネルシアター、ペープサートなど、子どもたちが目を輝かせながらとても楽しそうに参加してくれて、自分自身も楽しんで行えた。
・教育者を目指そうという意識が高まり、目指したい点が明確になった。
・園の雰囲気や保育者の援助の仕方や言葉がけなど、たくさんの事を学んだ。
・先生方が温かく迎えてくださり、ボランティアに行くことが楽しみだった。
・改めて子どもが可愛いと感じた。
・子どもに寄り添うことの難しさを知り、安心感を与えることの出来る保育者になりたいと思った。
・異年齢保育(縦割り保育)というものに初めて触れた。年上の子が年下の子に優しく面倒を見たり、年下の子は年上の子に憧れを抱き、いつか自分も・・と目指す姿が見られた。とても良い環境だと思った。
・これからもボランティアなどを通して積極的に子どもと触れ合いたいと思った。
・普段、乳児と関わる事がないので貴重な体験だった。

 

理科の模擬授業の様子を紹介します

3年生になると、初等教育コースの学生は、教科教育法の授業で模擬授業を行うことになります。
毎週複数の科目で模擬授業を行う必要があり、そのために授業を行うための指導案作成にも力が入ります。

今回紹介するのは、初等理科教育法における模擬授業の様子です。
テーブルのグループごとに前に出て、先生役と児童役をつとめながら、自分たちで考えてきた指導案に基づいた授業をやってもらっています。
板書も、学校での黒板の使い方を想定して計画を立てて書いていきます。

2年生までにボランティアに参加している学生が多く、生徒役の学生への声かけなどは、
教室にいる先生のように感じられることもありました。
このような体験を何回も繰り返し、3年生は教育実習への準備を進めています。

4年生から1年生へのアドバイス 学生生活を豊かにするために

1年生のキャリアデザインという授業では、4年生から1年生に向けて大学での学びがこれからどのように進むのか、紹介してもらっています。
4年生に取っては、教員採用試験を間近に控えた時期でもあります。
試験対策に余念がない時期ではありますが、そこに至るまでの自分たちの生活を振り返り、
大学生活の有意義な時間の過ごし方について、1年生に向けてアドバイスをしてもらっています。
これは先生が語るよりも実感があり、説得力もあります。

彼らの話から、4年生が授業にしっかり取り組むことはもちろん、様々なボランティア活動やサークルでの活動にも参加してきたことがわかります。
短いプレゼンテーションでも大変だと言っていた1年生の頃がウソのように、
堂々とわかりやすく、さすが4年生という感じのプレゼンテーションを行ってくれた4年生が、とても頼もしく見えました。
1年生にとっても、今後の学生生活を考える上で、大変参考になった内容であり、刺激も与えてもらえたと感じられる発表でした。

3年生 専門演習Ⅲ 授業観察 ~埼玉大学教育学部附属小学校 生活科~

3年生の岡野ゼミでは、6月29日(火)に、埼玉大学教育学部附属小学校へ授業観察に行ってきました。

 

当日のスケジュールは、次のとおりです。

(1)  13:45         正門集合

(2)  14:05~14:50   授業観察(生活科2年「やさいよ 大きくなあれ)

(3)  15:10~16:00   研究協議

(4)  16:00~16:20   校舎見学

(5)  16:30       解散

 

当日を迎える前に、事前学習に取り組みました。
生活科の授業動画を視聴したり、埼玉大学教育学部附属小学校の生活科年間指導計画を確認したりして、授業の視点や調べたいこと等について、事前に整理をしておきました。

現在、3年生は初等生活科教育法の授業において、一人一人が指導案作成に取り組み模擬授業も行っているところですが、
授業観察の際には、事前に視点を明確にしておくことが、その後の学びに繋がります。

今回観察させていただいた授業は、第2学年の生活科「やさいよ大きくなあれ」でした(授業者:横田典久 教諭)。
4月下旬から育て始めた野菜の世話を振り返り、野菜を育てる上での問題を出し合う中で、今後の世話について見通しをもたせる場面でした。

学生たちは、育てる野菜の決定方法、授業の導入における意欲化を図るための工夫、
ICTの活用場面と活用意図等の視点をもって、授業観察に臨みました。

 

授業後は、協議です。学生からは、「子どもと共に課題設定をしていたが、課題設定の際に留意していることは何か」
「子どもがタブレットを使用していたが、日頃どのような場面でどのように活用させているのか」等、様々な質問が出されましたが、
授業者である横田先生が、一つ一つの質問に、丁寧に答えてくださいました。

学校現場で授業を観察し、具体的な子どもの姿をもとに協議することが、
今後の授業づくりや授業力向上に繋がることを改めて感じました。 

【学生の感想】


低学年にも関わらず、児童からこんな言葉が出てくるのかと、児童の考え方に圧倒されました。
また、発言によって授業展開が変化する様子を目の当たりにし、
児童が主体的に授業に臨むことができるよう、教師の発言や発問が大切であると感じました。
同時に、児童が活動を振り返ったり、今後の活動の見通しをもったりしやすいように、板書を書く順番など工夫されていて、
とても多くのことを学ぶことができました。

授業観察をして、児童の「あー」「それは知らなかった」などのつぶやきから、
児童の授業へ取り組む姿勢が伝わってきて、とても印象に残る授業でした。
授業の一部では子どもたちが必要に応じてタブレットを活用していましたが、
これまでの世話を振り返る場面でも細かなところに気付いていました。
板書にも工夫が多く、児童にとって、これまでの野菜の世話を振り返ったり、
これからの活動の見通しをもったりするのに効果的な板書でした。

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保育に役立つ企画講座〜遊びの紹介、廃材を使って動くおもちゃ作り~

昨年度から数えて19回目、今年度5回目の企画講座の内容を、酒井先生から紹介します。

 

【概要】
2021年6月24日(木)13:00~14:30

参加学生:10名

養成支援センター:沢田・酒井

 

1年生が中心でしたので、「遊びの引き出しを豊かにする」には、
まずは「自分たちが楽しもう!」と、手遊び、ペープサート、パネルシアターなど保育のあそびを一緒に楽しみました。
制作では、トイレットペーパーの芯を使ってゴムの力で飛び出す動くおもちゃを作りました。

 

参加した学生からは、
・身近なもので作れたことがよかった。
・大人の自分たちでも夢中になって遊ぶことができた。
・実習でやってみたいと思う。
・遊び方を色々と工夫できるのが面白かった。
などの声が聞こえてきました。

 

引き続き、実習や現場に役立つ企画を計画していきたいと思います。

 

保育に役立つ企画講座〜子どもをひきつける!手作り教材の世界~

昨年度から数えて18回目、今年度4回目の企画講座の内容を、沢田先生から紹介します。

 

2021年6月21日(月)13:00~14:00 

参加学生:1年生7名

養成支援センター:斎藤・沢田

 

先月1度行っている内容を、曜日を変えて実施しました。

保育現場での使い方を話しながら、手作り教材を使った手遊びやクイズ、お話し等を見てもらいました。
学生が子どもになって楽しみながら、自分も作りたいという意欲に繋がったようです。
最後はパタパタ紙芝居を途中まで一緒に作ったり、センターへ来てペープサートの下絵を何点も持ち帰り、作ると頑張っていました。

参加者は1年生で初めてセンターに来た学生もおり、
これから頻繫にセンターを利用して教材づくりやピアノの練習もしていきたいと意欲を燃やしていました。

 

2021年10月

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