3年生 専門演習Ⅲ 授業観察 ~埼玉大学教育学部附属小学校 生活科~

3年生の岡野ゼミでは、6月29日(火)に、埼玉大学教育学部附属小学校へ授業観察に行ってきました。

 

当日のスケジュールは、次のとおりです。

(1)  13:45         正門集合

(2)  14:05~14:50   授業観察(生活科2年「やさいよ 大きくなあれ)

(3)  15:10~16:00   研究協議

(4)  16:00~16:20   校舎見学

(5)  16:30       解散

 

当日を迎える前に、事前学習に取り組みました。
生活科の授業動画を視聴したり、埼玉大学教育学部附属小学校の生活科年間指導計画を確認したりして、授業の視点や調べたいこと等について、事前に整理をしておきました。

現在、3年生は初等生活科教育法の授業において、一人一人が指導案作成に取り組み模擬授業も行っているところですが、
授業観察の際には、事前に視点を明確にしておくことが、その後の学びに繋がります。

今回観察させていただいた授業は、第2学年の生活科「やさいよ大きくなあれ」でした(授業者:横田典久 教諭)。
4月下旬から育て始めた野菜の世話を振り返り、野菜を育てる上での問題を出し合う中で、今後の世話について見通しをもたせる場面でした。

学生たちは、育てる野菜の決定方法、授業の導入における意欲化を図るための工夫、
ICTの活用場面と活用意図等の視点をもって、授業観察に臨みました。

 

授業後は、協議です。学生からは、「子どもと共に課題設定をしていたが、課題設定の際に留意していることは何か」
「子どもがタブレットを使用していたが、日頃どのような場面でどのように活用させているのか」等、様々な質問が出されましたが、
授業者である横田先生が、一つ一つの質問に、丁寧に答えてくださいました。

学校現場で授業を観察し、具体的な子どもの姿をもとに協議することが、
今後の授業づくりや授業力向上に繋がることを改めて感じました。 

【学生の感想】


低学年にも関わらず、児童からこんな言葉が出てくるのかと、児童の考え方に圧倒されました。
また、発言によって授業展開が変化する様子を目の当たりにし、
児童が主体的に授業に臨むことができるよう、教師の発言や発問が大切であると感じました。
同時に、児童が活動を振り返ったり、今後の活動の見通しをもったりしやすいように、板書を書く順番など工夫されていて、
とても多くのことを学ぶことができました。

授業観察をして、児童の「あー」「それは知らなかった」などのつぶやきから、
児童の授業へ取り組む姿勢が伝わってきて、とても印象に残る授業でした。
授業の一部では子どもたちが必要に応じてタブレットを活用していましたが、
これまでの世話を振り返る場面でも細かなところに気付いていました。
板書にも工夫が多く、児童にとって、これまでの野菜の世話を振り返ったり、
これからの活動の見通しをもったりするのに効果的な板書でした。

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2021年10月

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