今回は、教員・保育士養成支援センターにこの4月から着任した、酒井基宏先生のご紹介です。
酒井先生には、これまでも幼児教育コースの学生さんの実習指導などでもお世話になっていました。
そして、この4月からはセンターの教員として、これまでよりも近いところから学生の指導や相談に当たっていただけることになりました。
以下、酒井先生からのメッセージです。
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はじめまして。4月より淑徳大学にまいりました、酒井基宏と申します。
教員・保育士養成支援センターと保育実習指導でお世話になっております。
3月までは18年間、自治体職員として都内の公立保育園に勤務し、最後の1年は役所内の保育課で保育支援を担当していました。
2歳児クラスを担任していたときのことです。
「せんせい、青い木だね」
11月の公園、私には枯れ木にしか見えませんでしたが、子どもの視線にしゃがんで空を見上げてみると、
枯れ木は青空と一体となって、まるで青い葉が生い茂っているかのようでした。
保育って楽しい。子どもたちからは毎日、たくさんのことを教えてもらいました。
その楽しさを、今度は保育者養成の場から発信していきたいと思うようになり、縁あって母校である淑徳大学に戻ってまいりました。
現在は、子育て支援グループ「えんがいほいくえん にゃにゅにょ」の主宰として月に1度、
子育て広場にて親子あそびの公演を行い、夜間は大学院にて「保育者の専門性」「年中行事」をテーマに保育を学び直しております。
「保育に正解はない」という言葉をよく耳にしますが、色々な考え方があることも保育の楽しさの一つだと思います。
「教える」のではなく共に学び合いながら、皆さんの保育を深めていけることを願っております。

保育園での親子あそび(パネルシアター公演)の様子