教育福祉学科の松浦俊弥教授が監修した日本初の特別支援教育用ICT教材(電子書籍型)「クレヨンくんとイロイロしょうがっこう」が、ソニーの電子書籍サイトより、10月1日に販売開始となりました。今年4月に全国の小中学生にICT端末が配布されたことを受け、知的障がいがあるお子さん向けにプロのミュージシャンと一緒に制作したものです。主に特別支援学校や特別支援学級の音楽の授業で活用される予定です。

同教材には松浦ゼミ生(4年生7名)も編集過程で漢字確認という作業に参加しました。特別支援学校学習指導要領に沿い、知的障がいがある子どもでもわかりやすい漢字かどうかをチェックし、必要に応じて文中の漢字を仮名に直したり漢字に仮名を振ったりしました。
さっそくテイチクレコードのサイトでも紹介されるなど、話題になっています。松浦ゼミ(3年生)ではこのほかにもICT活用指導力に長けた教員養成の一環として、文部科学省の指定研究を受託し、知的障がい教育向け同省著作「音楽」教科書のデジタル化に取り組み、学生自らが出演する教科書掲載楽曲の手話動画制作を進めています。
 

9月6、7、9日の3日間、正課外講座「遊びで培う表現活動の指導法」が十分な感染症予防対策をした上で開講されました。1日目の荒牧光子先生の「身体表現講座」は武道場、2日目の松井るり子先生の「児童文化講座」はオンラインでの受講となりました

【人形劇講座】

 

3日目をご担当の人形劇団「ひぽぽたあむ」を率いる永野むつみ先生からは「将来幼稚園保育園の先生になりたい人を育てる大学でのワークショップ。若くて、明るくて、真面目な若者たち。よく笑いよく観て、学びあいました。」というメッセージをいただきました。

幼保課程2年生の多くが参加し、それぞれの分野の専門家からかけがえのない学びを得て、後期の学修に向かう意欲を高めることができました。

【身体表現講座】

 9月3日(金)、9日(木)の両日、特別支援教育を学ぶ1年生を中心に、教育福祉学科の松浦俊弥教授引率のもと、船橋市内の障がい児者施設を見学するバスツアーが開催されました。例年、(社)さざんか会が主催し、市内の知的障がい者通所・入所施設、身体障がい者施設、放課後等デイサービスなどの複数の施設を、同会が用意したマイクロバスで巡回しながら見学するというものです。1~3年生が3日は13名、9日には12名が参加しました。

 昨年、コロナ禍のもと、感染対策を徹底したうえで実施していただきました。今年も緊急事態宣言下でしたが、施設外側から利用者の皆さんの様子を見学するなど、対策をより徹底していただたうえで実施されました。

 さざんか会の生活介護事業所「ゆたか福祉苑」の見学では、同苑に勤務する令和元年度教育福祉学科卒業生から説明会をしてもらい、質疑応答が交わされました。

 参加者の中には初めて障がい者施設に入った学生もいて、特別支援学校教員を目指すうえで卒業後の進路先との連携がいかに重要かを間近に学べたようです。

 

9月3日見学会の様子


8月25日(水)千葉県柏市にある「さわやか千葉県民プラザ」で千葉県立我孫子高校による「教育基礎コース・集中講義」が開催されました。

教育福祉学科の松浦俊弥教授が「特別支援教育入門―いのちの授業―」というテーマで29名の高校生(1~3年生)に80分間の講義を展開しました。感想用紙には「淑徳大学で特別支援教育を勉強したい気持ちが高まった」「いまの自分の生き方を見直すきっかけになった」と前向きな声が多く見られました。

千葉キャンパスでは、将来の教職を目指す高校生に必要な知識・技能を提供するための協定を同校と結んでいます。特に特別支援教育の分野で今後も教員派遣を続けていきます。

次回は12月に池畑美恵子准教授が参加する予定です。

2次試験の対策講座が8月5日から19日まで、12日間に渡り実施され、今年も「淑徳の熱い夏」が終わりました。

緊急事態宣言が発令されたため、昨年同様オンラインによる2次対策となり、1次試験合格者74人(現役生41人,既卒生33人)が、専任教員及びセンター教員22人から、個別面接や模擬授業に関わる実践的な指導を受けました。

そこには、現役も既卒もなく互いを認め合い、意見を交わしたり、それぞれの良さを取り込んだりしながら切磋琢磨していく『淑徳らしさ』が随所に見られました。

あとは天命を待つだけ・・・

 

【2次試験対策講座の光景】

正課外「電子黒板体験講座」での学び

 8月2日(月)、感染対策を徹底したうえで12‐301教室において正課外の「電子黒板体験講座」を開催しました。将来教員を目指す教育福祉学科、社会福祉学科1~3年生の28名が参加しました。ICTを活用した学習指導の実践力向上が目的です。


 東京・共栄学園中学高校でICTを活用した授業実践をされている小田島裕之先生を講師にお迎えし、主にクラッシーノートというシステムソフトを活用しながら学生とのアクティブラーニングを展開していただきました。

 きわめて実践的なご指導を頂き、学生の事後アンケートには「興味深く面白かった」「充実した時間を過ごせた」と声が多数ありました。今後も毎年の開催を目指し、教員を目指す学生のICT活用指導力の向上に取り組んでいきたいと思います。


まだ,千葉県・千葉市教員採用試験の1次試験合格者は発表されておりませんが,一足早く2次試験対策講座の計画等の情報を掲載します。卒業生で受講希望する方は,合格発表後,下記の申込方法を参考にお申し込みください。

 なお,卒業生の激励訪問や差し入れにつきましては,このコロナ禍の状況から,今年はご遠慮いただくよう重ねてお願いいたします。

【申込方法】

  1. 下記のURLにアクセスして、講座の内容や申し込み方法、参加に当たっての注意事項等を確認してください。

     https://drive.google.com/drive/folders/1zE1iHU0kjhhB9TTfI0id_MGFVu_Tla_X?usp=sharing

  2. 8月2日(月)17時までに、下記のグーグルフォームに必要事項を記載の上、送信してください。

     https://docs.google.com/forms/d/1Ehw_fslf0Xgk2NUXLT60i6xgEpDQsT_QaRWZ1qmHvwY/edit?usp=sharing

 なお、グーグルフォームには、下記のQRコードから入ることも可能です。

【2019年度 2次試験対策講座の光景】

 

6月26日(土)13時から、教育福祉学科の永井ゼミが参加しました。この大学対抗のプレゼンバトルですが、企業へのビジネスプランを提案のプレゼンテーションを競う取り組みになります。参加する大学は、経営学を背景とする学生達が多い中で、本学科の学生達は、「チーム教職」として、精いっぱい取り組んでいました。

今回は、コロナ禍で「個店」を支援するというテーマの中、各大学は、1か月間という短時間で対象とする個店選びにはじまり、フィールドワークに出かけ、情報を精査し、プレゼン資料をまとめていくという、慌ただしい準備の中でゼミ仲間と力を合わせて協力するという機会を頂きました。

学生達からの提案は、「自動車部品・用品店」への支援でした。フィールドに出かけ、お店で感じたこと、話を聞いたこと、眼で見たことから考えていくという、将来の教育実践家としてのフットワークの軽さが光りました。提案の内容は、個店のインタビューから、特に、コロナ禍の影響でタイヤ交換の頻度が下がっているために、これを顧客への体験を通してタイヤ交換をしないと事故のリスクが高まることを経験するサービスを展開するといった「教育的な視点」が盛り込まれたプレゼンテーションとなりました。

プレゼンテーション後の講評では、「なじみのない自動車部品・用品店という難しい課題に果敢に取り組むことができている」、「丁寧なフィールドワークで、現場主義を貫いている」、「顧客を育てるという、大きな視点で提案ができている」などの好評をいただくことができました。

例年、このプレゼンバトルに参加させていただいておりますが、学生達は、どのようなテーマが出題されても、本学の特徴でもある「福祉」や「教育」の視点を土台として、問題解決に取り組む姿勢は、学外でも大きな評価を頂くことができました。

 

今年も、保育・教職課程センターでは2次試験に向けての対策講座を、8月5日(木)~19日(木)に開催する予定です。

合格発表後、今週末頃の第2弾で,講座計画等の情報を掲載しますので、卒業生で受講希望する方はそれを参考に期日までにお申し込みください。

なお、卒業生の激励訪問や差し入れにつきましては、このコロナ禍の状況から、今年はご遠慮いただくようお願いいたします。

【7月6日 激励会の光景】

 

今年度の実践心理学科授業紹介12回目です。

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【中坪先生の「家族心理学と幸福」の講義を受けて】


心理学の展開最後の講義は家族心理学と幸福について行われた。まず家族心理学とは何かについて説明がなされ、家族の発達段階や家族の定義、環境や年齢による関係性の変化などについて学び、最後に家族に対して感謝を伝える手紙を書くワークを行った。

家族が家におり、子どもである自分を中心に家族として生活している事を当たり前としていたが、今回の講義で自分がいなくなった時、または両親が歳をとったときにどのような関係性になっていくのか、自分はどのような家族を築くのかといった事を考えさせられた。

(澁谷さん)

 

 

 

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家族は、生物学的・社会的・心理的集団として理解することができることを学びました。
「家族」と言うと、血縁関係がある人物を家族として認識していたけれど、血縁関係に関わらず、「家族」として認識することができることを知りました。

また、家族への感謝の訪問ワークでは、実際に家族メンバーに手紙を書き、それを相手に伝えるというワークを行いました。相手に感想を聞いたり、自分の気持ちを書き出してみたりすることで、互いの関係性を良いものに維持することが出来ると思いました。

(齊田さん)

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これまでお二人がブログの記事を書いてくれました。

どうもありがとうございました。

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前期の授業紹介はこれで終了です。

実践心理学科で開講されている別の講義も今後紹介していきたいと思います。