心理学実験室の紹介

 

本来は1月のブログ担当だった、神信人です。大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。

 

 

 

 

 

神ゼミの卒業論文や修士論文では、様々な心理学的現象について、厳密な実験室実験や質問紙調査を行います。

今回は、そうした研究で使用される実験室を紹介したいと思います。

淑徳大学総合福祉学部学千葉キャンパスの12号館1階の奥には、「カウンセリングルーム」と呼ばれる実験室が幾つかあります。

それぞれの部屋は、どれも右のようになっています。

 

 

 

 

 

  

 

 
 神ゼミの研究では、ここを利用して集団実験を行うことがよくあります。
 
 そうした集団実験では、参加者間の匿名性保持が重視されることが多く、その場合は、複数 の参加者をそれぞれ個室に通し、パソコン画面のみを介してやりとりをさせます。
 
 そのような実験を行う場合は、先ほどの部屋を、右のようにさらに3部屋に分けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

この部屋を区切る壁はパイプと布でできていて、必要な時だけ設置し、必要ないときは倉庫にしまえる可動式になっています。

また小部屋の中にいる参加者は、手元に置かれたスイッチを押すことで、カーテンの外にいる実験者を呼ぶこともできす。

この可動式の壁は、卒業後リフォームの会社に就職した神ゼミの先輩の力作です。

 

 

 

 

 

 

 

 部屋を三つの小部屋に仕切る可動式の壁は、全部で3つあり、三室×3=9小部屋で、一度に9人の実験参加者に互いに顔を合わすことなくやりとりをさせることができます。

 完全非対面型の実験をこれ以上の規模で行える心理学研究室は、日本国内に数えるほどしかありません。

 つまり、集団実験の環境という点では、淑徳大学実践心理学科は国内でも有数の環境にあると言えます。