卒業研究報告会

 

神ゼミでは、2013年1月25日に、本年度の卒業研究の報告会を行いました。

今年の4年生は、例年の半分以下の6人でしたが、各々が設定した意義深いテーマについて研究を行い、その内容を論文に書き上げました。

報告会では、その論文の内容についてパワーポイントを用いて分かりやすく説明してくれました。

 

 

 

 

 

 四釜脩さんの卒業研究は、「リーダーへの支援 ~理由は義理か愛か~」という題目で、集団のメンバーが「リーダーを支えたい」と思う時の心理について検討したものでした。

就活などで時間的制約がある中で、複雑な実験状況を分かりやすく説明する実験教示を作成し、非常に高いレベルの社会心理学実験を実施しました (→)。

 

 

 

 

 

村田典子さんの卒業研究は、「ハマる心理・やめる心理 ~ソーシャルゲームの甘いワナ~」という題目で、多額の課金など、ソーシャルゲームにはまってしまう心理や、そこから抜け出すための方法を探るものでした。

緻密に作られた質問紙で調査を行い、結果を丁寧に整理することから、抜け出す方法についての提言まで行いました。

 

 

 

 

伊場夏海さんの卒業研究(→)は、「あなた、『買っちゃう人』ですよね? ~非計画購買における個人属性との関連性~」という題目で、どのような人が、どのような文房具や雑貨を衝動買いしたくなるのかについて検討したものでした。

周到な予備調査に基づいて質問紙を作成し、その調査結果を多変量解析等によって分析した優れた研究でした。

 

 

 

 

 

 

川口貴史さんの卒業研究は、「心理的リアクタンスについて考えてみた」という題目で、他人を説得する際、自分の主張が正しいと思っている人ほど、相手が反発するような言い方をしてしまうのは一体なぜなのか、その理由について、これまでにない視点から考察したものでした。

発表もとても楽しいものでした。

 

 

 

 

 

 

 

長井馨さんの卒業研究の題目は、「人間が友人と時間を共有することの意味」でした。

友人と「楽しい時間を過ごしたい」と思うのはなぜなのか。この問題を検討するために、よく準備された場面想定法質問紙調査を行いました。

調査結果は非常に興味深く、このテーマについては、今後のさらなる研究が期待されます。

 

 

 

 

長谷川加奈さんの卒業研究は「分からない人はなぜ分からない」という題目で、教える側が分かるように説明したつもりでも、分かって貰えないのはなぜかという重要なテーマを扱ったものです。

教える側も分からない、教えられる側はどこが分からないのかを、グループインタビューの内容をもとに整理・検討しました。

 

 

 

 

 

 

神ゼミの4年生の皆さん、1年間お疲れ様でした。そして、ご卒業おめでとうございます。