仲本ゼミ・松山ゼミ合同デジタル絵本」を通しての活動報告会を学内で実施(平成25年4月27日)
平成24年の夏、CSE株式会社の取締役社長 岡ベラ様よりひとつの課題をいただきました。
「白と黒 そして まる だけで、絵本を作ってみましょう」。

その後、仲本ゼミで絵本を作り、松山ゼミは、その絵本をデジタルブック化するとともに、「声」をつけた「デジタル絵本」へと仕上げていく、という活動が始まりました。
活動を進めるなかで、学生から様々な「枝・葉」が芽生えていきました。
「保育園の子ども達の声を絵本に取り入れたい」
「劇団の方々の声はどうだろうか?」
「特別支援学級の生徒さん達が、絵本を書きたいといっている」
「ゼミ合宿で行った沖縄県の特別支援学校の先生方が興味を示してくださっている」
その都度、両ゼミの学生達は、時間調整しつつ集まり、話し合い、活動を進めてきました。
そして、ひとつの「区切り」として、両ゼミ生が主催する「デジタル絵本成果報告会」の企画が始まり、前日は夜遅くまでリハーサルが行われました。
デジタル絵本成果報告会へご参加いただきました皆様
- 松が丘中学校 校長先生 ・ つばさ学級の生徒、保護者の皆様
- 劇団「月の砂漠」様
- CSE株式会社 芦屋様
- 本学の教職員の皆様
たくさんのご協力をありがとうございました。
皆様のおかげで、学生たちは多くのことを学び、成長することができました。
CSE株式会社の芦屋様より、このようなコメントをいただきました。
「絵本をデジタル化するという事を通して、うまくいえませんが、広がっていくものを感じました。想像力などを形にして、発信し、共有するために、デジタルという力が加わると、可能性が増すということを感じました。」
学生の感想として(ほんの一部です)
「前日までドタバタでしたが、当日を大きなトラブルもなく無事に終えられた事に心からホッとしております。」
絵本をデジタル化するという発想は画期的でした。お手伝いすることがあまりできませんでしたが、新聞や雑誌などはすでにデジタル化が進み、今後このような分野は成長していくと期待できます。このデジタル絵本が広く知れ渡り、大勢の方に感心を持っていただければ嬉しく思います。
「昨年夏より、漠然としたイメージのまま活動を開始しましたが、今思えばゼミが一つに纏まるために必要不可欠なプロジェクトでした。ゼミ生同士が仲間へと変化し、目標は確実に近づきました。発表会当日まで準備が整わず、焦る気持ちと、お客様へ迷惑をかけてしまわないかが私を支配していました。 今回の成功は、松山ゼミ・仲本ゼミが一つの目標に向かって心を一つにできた結果だと思います。3年生も巻き込んだビッグプロジェクトに携われたことはとても幸せだったと今、実感しています。3年生の皆さん、本当にありがとうございました。」

私たち教員からも、ご協力いただきました皆様へ心から深く感謝申し上げます。
教育福祉学科教員 仲本美央
社会福祉学科教員 松山恵美子