2014年7月アーカイブ
今回、3・4年生の合同ゼミに「べてるの家と陽和病院と地域をつなぐ会」の皆さんをお迎えして、当事者研究in淑徳大学(池袋キャンパス)を開催しました。
当事者研究とは、統合失調症などを持ちながら地域で暮らす当事者の生活経験から生まれた自助(自分を助け、励まし、活かす)のプログラムです。(当事者研究ネットワークHPより)
今回は3年生が中心になって企画運営し、当事者研究+交流会を体験しました。
以下、学生たちの“学び”をいくつかご紹介します。
・大変な体験を笑ってよいのだろうかと初めは躊躇したが、まず当事者を理解しようとする気持ちが大切だと思った。
・みんなで苦労を共有できるから、笑いが起こるのだと思った。
・笑いながら話せるようになるまで、どれほどの苦労があったのだろう。
・当事者のことを「○○症の人」ではなく、「○○症を抱える○○が好きな○○さん」という風に理解することができた。
・共に苦労に向き合える支援者になりたい。
教室内の学びだけでは、どうしても病気や障害から相手のことを理解しようとします。しかし、「当事者」と呼ばれる人たちと共に過ごす時間をいただき、学生たちは目ウロコ!?それぞれ何かを感じたようです。
これからも「いろんな人の生き方から学ぶ」ことを大切に活動していきます。「べてるの家と陽和病院と地域をつなぐ会」の皆さん、学生たちに“気づき”と“学び”の場をいただき、本当にありがとうございました。
大学の授業(高齢者への支援と介護保険制度Ⅰ)の授業で、ゲストスピーカーとしてオリックスリビングの有料老人ホーム千葉みなと駅前通り・海岸通りのGM日向さん、正吉福祉会の特別養護老人ホーム杜の風・上原の施設長の斉藤さんにそれぞれ話をしていただいた。
オリックスリビングの有料老人ホーム千葉みなと駅前通り 正吉福祉会の特別養護老人ホーム杜の風・上原
海岸通りのGM日向さん 施設長の斉藤さん
日向さんからオリックスのサービスの考え方や介護ロボットとしてのリフトの活用などについて、
斉藤さんからは自立支援の取り組としておむつ0や在宅・入所相互利用の活動などの報告をいただきました。
同席していただいたオリックスリビングの社長の森川さんからも介護の業界にイノベーションを起こさなければならない、高齢者サービスは今後海外に輸出できるようになる夢がある仕事だと
学生に熱く思いを語っていただきました。
2014年7月8日(火)、結城3年生のゼミ生は、大学の近く(浜野駅)のサービス付き高齢者住宅(株式会社やさしい手:ライフガーデン浜野)を見学!
福祉現場実習を前に3年のゼミ生に、特養(社会福祉法人)だけではなく、(株)サ高住のサービス体系について理解するために視察した。

熱心に職員の説明を聞くゼミ生
住宅内の説明を聞く学生
案内してくれたスタッフは、この道ベテランの淑徳大卒業生の塩野目さん(男性)。
そして、5年目の同じく淑徳大卒業生の遠藤さん(女性)。
たいへん3年の学生からも活発な質問がなされ、勉強になった。
特に、株式会社と社会福祉法人の差異を学んだようである!
遠藤さん ゼミ長 塩野目さん