障害者福祉について学ぶ山下幸子ゼミ


2014年度後期、社会福祉専門研究Ⅱ(3年生ゼミ)18名、社会福祉専門研究Ⅳ(4年生ゼミ)18名で、それぞれゼミを行っています。

 このゼミは、障害児者福祉について学ぶゼミです。障害のある人々がこの社会で暮らしていくにあたっては、解決すべき課題がたくさんあります。

例えば生活を支える福祉サービスの仕組、バリアフリー、所得保障、地域での障害のある人とない人との共生のあり方、など。

ゼミ生たちは、障害者への地域生活支援において何が課題となっているか、課題解決のために何を考えなければならないかを、文献やゼミ生同士のディスカッションを通して考えていきます。


 後期は、一人ずつ関心のあるテーマを設定し研究発表を行っています。

司会進行もゼミ生が担い、ディスカッションへの道筋をつけていきます。調べる・考える・まとめる・報告する方法を学ぶとともに、そうした発表を聞いている学生にとっては発表内容へのコメントを整理し、自分の言葉で伝える方法を学んでいきます。


この日のゼミでは、災害時の障害者への支援、障害児を抱える家族への支援のあり方の2題が報告され、それらに多様な意見がゼミ生たちから提示されました。


ゼミは基本的にゼミ生が主導で、私はあくまで側面的なサポートを行うまでです。ゼミは“学生の主体的な学び”が問われる場ですが、それはゼミ生同士の結びつきに支えられて、大変意義深いものとなります。