平成27年度社会福祉士国家試験合格を目指して
社会福祉学科 山下幸子
本ブログ「2015年社会福祉学科4月の報告」記事にもあるように、淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科では、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験合格に向けたプログラムが組まれており、4年生は合格を目指し勉強を進めています。
平成26年度の本学社会福祉学科受験者の状況をみると、新卒(現役)で60.8%の合格率であり、学生たちは先輩に続くようにと、また教職員も一人でも多くの学生が合格できるようにと努めています。
その一例として、正課外科目として学生が受講している「国家試験受験対策演習」では、学生たちは、指定テキストを基に作成された各科目の模擬問題を解き、間違えた箇所はその都度修正し、復習していくようにしています。
そうして、問題の形式に慣れていくとともに、受験のための「基礎体力」をつけていきます。
他、社会福祉学科の各教員による国家試験問題の解説や、重要事項の確認、夏の勉強合宿も予定されています。
1年生の学生たちに社会福祉学科入学の動機をたずねると、「社会福祉士資格を取得したいから」という返答が多いです。
もちろん、社会福祉学科の学びは資格取得だけが目的ではありません。
ただ、4年間の学びの成果として、また社会福祉現場での就職・就職後のキャリアアップを考えたときに、国家資格取得を目指す学生が多いのもうなずけます。
1年時の希望が、その後の相談援助実習をはじめとする専門科目の修得を通して具体的なかたちとなり始め、そして4年生の今、合格を目指して勉強を重ねる多くの学生の姿があります。
4年生のかばんの中に国家試験関係のテキストが入っているのは珍しいことではありません。
最初は新品のテキストも、まもなく勉強の跡を残すように付箋がはられ、国家試験直前にはすっかり使い込まれたテキストになっています。
そうして一歩一歩勉強を進めていくことは、確実に力をつけることへとつながっていきます。
時にくじけることもあるのが「学び」ですし、特に勉強を始めたばかりのときは道のりの遠さに気持ちが沈んでしまうこともあります。ですが、焦らず、地道に勉強を続けてほしいと願っています。