日本における難民支援活動に関する講義

難民支援協会(JAR)の鶴木さん、日本における難民支援について講義
講義の様子

「世界動向と国際貢献C」(松薗担当)の授業では、毎年何人かの外部講師の方々に、支援の現場のお話を伺う機会を設けています。6月15日には難民支援協会(JAR)の鶴木さんに、日本における難民支援についてJARの活動を紹介しながら講義をしていただきました。  

6月20日は世界難民の日でした。近年増え続けている難民(国内避難民を含む)は世界中で6500万人とUNHCRから報告されました。昨年は7000人を超える難民が日本にもやってきましたが、難民認定を受けた人は十数人、多くの難民は先が見えない不安定な状況におかれています。ほとんどの学生にとって、難民問題はちょっと遠い問題であったのではないでしょうか。  

難民の人々の日本でのエピソードの紹介や病院でのコミュニケーションの助けになる「ゆびさしメディカルカード」、新宿区での「減災まちあるき」など具体的な事例を通じて、難民問題を理解する最初の一歩になりました。

福祉や教育、心理、地域政策、看護、栄養等を学んでいる学生たちにとって、日本にいる難民が、あたりまえの生活を送れるようにするために、何ができるのかを考える機会になったと思います。

コミュニケーションの助けになる「ゆびさしメディカルカード」
「ゆびさしメディカルカード」

新宿区での「減災まちあるき」
新宿区の「減災まちあるき」

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