実践心理学科授業紹介2 「食行動と幸福」

今年度の実践心理学科授業紹介の2回目です。

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【三村先生の「食行動と幸福」の講義を受けて】


今回の授業は心理学における食行動について行われた。

学習心理学と食行動の関係性や,認知的特徴による食行動への影響,他者の存在といった社会的要因の影響,そして幸福との関係などについて学んだ。

食行動が心と関係している,というのは今までの経験から理解はしていたが,食べ物に対する期待や他者と食べるという状況等によって味や食べる量が変わるという事には驚いた。

また,幸福との関係については,健康を意識して過度な制限などをすると食事が幸福なものではなくなる側面もある,何をもって幸福とするか,といった難しい問題があるのだと理解した。

(澁谷さん)

 

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講義の前半では,心理学における食行動についてや食行動の効果,学習心理学の理論,食行動と認知的要因の関係などを学びました。

食行動は栄養素を得るだけではなく,社会的な行動でもあること,食事場面において他者からの影響は大きいこと,摂食障害に対して臨床心理学や健康心理学はどのように介入すればよいのかなどを理解することができました。

講義の後半では,食行動と幸福の関連について,実験のデータを例にして学びました。

課題では,「食事に注意を向けるワーク」として実際に自分たちで意識して食事をする機会を作り,客観的に考えてみることができました。

(齊田さん)

 

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来週は「青年期と幸福」の講義を紹介予定です。