2021年看護学科・社会福祉学科合同合同授業を実施
文責:結城康博
医療・福祉・介護現場では、「他職種連携」といった視点での治療・療養・支援が求められている。
そのため、4年生の看護学科と社会福祉学科で合同授業を実施することで、他職種連携の理解を深めることをねらいに、毎年、実施している。
昨年は、コロナ禍で合同授業はできなかったが、今年はコロナ感染対策に、充分配慮して行った(人数制限など含む)。
看護学科50名と社会福祉学科60名が参加。6月24日(木)残りの看護学科と社会福祉学科の学生で行い、全学科の学生が履修。
日時:2021年6月17日(木)3限(各学科の学生をパネリストにしてシンポジウム)、
4限・5限(グループワーク)
内容:積極的安楽死を考える~看護師、保健師、社会福祉士の立場から~
全体会(全体会)
約50名の看護学科学生の前で、社会福祉学科3名と看護学科3名の計6名がパネリストとしてシンポジウムを行う。教科書の題材で、社会福祉士、看護師の視点で意見交換しながら学びを深めた。
両学科の学生も他学科の学生と会話する機会も少ないため、たいへん刺激であったと、リアクションペーパーに感想が寄せられた。
学生時に、目指す職種が異なるが、患者・利用者への「思い」「気持ち」は、「共通していた」といった意見もあった。
6名の看護・社会福祉学科の学生パネリストによるシンポジウム
グループワーク(4・5限)
4限・5限は、小グループにわかれれ「積極的安楽死について」というテーマで、スイスの「自殺ほう助」などについて考えを述べあった。
1グループ4~5名であるため、看護学科及び社会福祉学科の学生の交流の機会ともなった。互いの実習状況についても意見交換を行い、看護学生の実習時間の多さに社会福祉学科の学生が驚いていた。
積極的安楽死についてグループワークで議論
グループでの意見を白板にかいて発表
まとめ
学生の時代から「他職種連携」の重要性を理解し、学科が異なる学生同士で意見交換を経験することで、新たな「気づき」を見つけることができるといった声が多数寄せられた。