観光経営学科2年生ゼミ 「道の駅 果樹公園あしがくぼ」活性化に向けたキックオフ合宿を実施

淑徳大学では昨年度から「道の駅 果樹公園あしがくぼ」(横瀬町)の活性化に協力しています。

初年度の平成27年度は、経営学部経営学科の2、3年生が特産品を活用した新規商品開発や冬季イベントの新たな魅力創出に取り組みました。

2年目の平成28年度は、経営学科からバトンを受けた観光経営学科の2年生が新たに「道の駅」の活性化に取り組む予定で、先日そのキックオフ合宿を実施しました。

 

 

晴天に恵まれた合宿初日の9月1日、お昼前の「道の駅」に参加学生10名が集合しました。

  

【道の駅 果樹公園あしがくぼの様子】(左写真は2016年5月撮影)

 

 

朝早くに自宅を出発した学生も多いため、早々に昼食タイム。

「道の駅」支配人のご厚意で「ずりあげうどん」をいただきました。

この地域独特のうどんの食べ方で、各自がお好みでお椀につけ汁(「道の駅」では横瀬町内で醸造されたお醤油をおすすめしていました)と薬味を用意、そこに釜揚げのうどんを浸していただくというもの。

初めて体験する学生もそれぞれ工夫して地域の食文化を味わっていました。

  

【お昼にいただいた秩父名物の「ずりあげうどん」】

 

 

お腹も満たされたところで「道の駅」の直売所へ。

地元産品を中心とした品ぞろえや魅力づくりについて解説していただきました。

所狭しと地元産の果物や野菜、お菓子などの加工品が並びますが、今はちょうどぶどうが美味しいシーズン。

売り場の中でもひときわ目立ちます。

  

 

 

続いて、歩いて国道299号に面した「横瀬町ブコーさん観光案内所」へ。

こちらでは横瀬町に関するあらゆる観光情報を入手できるほか、秩父エリア全体の観光情報も充実しています。

【横瀬町や秩父エリアの観光情報がギュッと詰め込まれた観光案内所の様子】

 

 

さらに一足伸ばして今度は「あしがくぼの氷柱」の会場へ。

冬季に山の斜面を利用して氷柱をつくりライトアップするこのイベント、昨冬は経営学科の先輩がアイスキャンドルを制作し注目を集めました*1

会場のスケールの大きさに驚かされます。

 

【氷柱会場となる斜面を高台から見学】

 

*1参照:淑徳大学経営学部ブログ

https://www.shukutoku.ac.jp/extra/keiei/blog/2016/02/post-18.html

 

 

続いて横瀬町茶業組合の製茶工場へ。

こちらでは昨年度の先輩がパッケージデザインや新商品開発に挑戦した際にお世話になりました*2

今回も組合長らが製茶の工程等についてレクチャーしてくださいました。

横瀬町のお茶はていねいに心を込めた高い品質が自慢。

5~6年前から紅茶づくりも開始され、紅茶のソフトクリームは「道の駅」で一番人気の商品だそうです。

 

【製茶工場でのレクチャーの様子】

 

*2参照:淑徳大学経営学部ブログ

https://www.shukutoku.ac.jp/extra/keiei/blog/2015/12/post-17.html

 

 

その後、「秩父札所三十四ヶ所観音霊場」の一つ西善寺(秩父札所八番)を経て「寺坂棚田」へ。

横瀬町内の四団体が「寺坂棚田保存会」を組織し、寺坂地区の棚田の保全に取り組んでいます*3

横瀬町の象徴ともいえる武甲山を正面に望み緩やかに広がる棚田の景観は人気を集め、写真や絵画を楽しむ人の姿も見られました。

 

 

【里山の風景が人気の寺坂棚田】

 

*3資料:寺坂棚田保存会ホームページ

http://terasakatanada.jimdo.com/

 

最後に羊山、大慈寺(秩父札所十番)を経て宿泊先「せせらぎの宿 ごかばし」へ。

夕食に横瀬町から町長、副町長、振興課のお二方の計4名がご同席くださり、観光の活性化に向けた意見交換を実施。

横瀬町の新たな魅力づくりや効果的な情報発信方法についてアイディアを出し合う有意義な機会をいただき、後期のゼミ活動に向けたキックオフ合宿の一日目が無事、終了しました。

 

【富田町長はじめ横瀬町の皆さんと意見交換しながら夕食】

 

お忙しい中ご対応下さった横瀬町の皆様、どうも有り難うございました。

 

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