1月11日(水)にコミュニティ政策学部1年生を対象とした「政策学概論」(矢尾板先生担当)の授業の一環として、
「障害者が包摂されるまちづくり」 と題する特別講義を千葉県障害福祉課の方におこなっていただきました。
皆さんは、
「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」
をご存知でしょうか。
障害者差別をなくすことを目的に制定された全国初の条例です。
これまでの日本では、障害者の権利を規定する法律はありましたが、
差別を禁止する具体的な制度はありませんでした。
そこで「理不尽な悲しい思いをしてきた当事者」から「障害者差別にあたると思われる事例」(下記のリンク先参照)を集めることやタウンミニミーティングなどを積み重ね、差別をしたとされる人・機関への罰則ではなく、話し合い解決を通じた障害者への理解を促す仕組みを条例の制定とともに作り上げてきました。
平成19年7月から施行されたこの条例が県民へさらに普及することを目指しての特別講義でした。
お話にもあったように、「障害者」に限らずさまざまな「暮らしにくさ」を抱える人びとがより良く暮らすという点から「コミュニティ」を考える必要性を問われました。
千葉県障害福祉課のホームページはこちら。
(http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/)
「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」に関してはこちら。
(http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/shougai-kurashi/)
「差別にあたると思われる事例」のトップページはこちら。
(http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/iken/h17/sabetsu/index.html)