2014年9月アーカイブ

9月6日(土)にケーススタディⅠ(日野担当)の一環として、大網白里市にて「訪問販売お断りステッカー」の追跡調査(アンケート)を実施しました。
 
各行政機関の調査によると、訪問販売による消費者被害は年々減少傾向ではありますが、依然として地方都市部を中心に被害が出ており、悪質性も高く、被害金額も高額なケースが散見されています。
 
そこで、平成25年3月に大網白里市内の世帯に配布された「訪問販売お断りステッカー」の利用状況や具体的効果を検証し、消費者被害の実態を把握するために、大網白里市及び全国消費者行政ウォッチねっととともにアンケート調査を行いました。
 
各世帯を訪問し調査を行ったところ、「『訪問販売お断りステッカー』を貼付したら、訪問販売業者がこなくなった。」「消費者トラブルを抱えているが、近隣住民との関係もあり相談しずらい。」「どこへ相談したらよいかわからない。」などの切実な回答が寄せられました。
 
法学の勉強にあたっては、法規定の解釈や裁判例の動向を検証することはもちろん重要ではありますが、地方自治体や消費者団体と連携したこのような活動を通じて、消費者の目線で活動することや、消費者被害の現状を把握することの大切さを実感しました。今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 
(文責)日野勝吾

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