7月25日(木)2限目に、地域振興論(矢尾板俊平先生)の授業内で、「ビッグデータ、オープン・データの活用」に関するワークショップが開催されました。
これは、ビッグ・データ、オープンデータを活用することにより「くらし」を「変える」ための取り組みであり、現在は、まだ全国で4市の行政でしか行われていません。
今回は、千葉市役所のビッグデータ・オープンデータ活用推進事務局の活動の一貫として、淑徳大学にお越しいただきました。
行政は、企業や大学と連携を図りながら、ビックデータ・オープンデータの活用を模索しています。
オープンデータやビッグデータの活用において、従来にはなかった視点で活用することで新たな価値を生み出し、市民生活をより豊かにすることが目的です。
これにより、①市民サービスの向上、②新産業の創出、③経済の活性化という効果を狙いとしております。
また、これによって地域住民のニーズをくみ取り、サービスの提供者とサービスの受給者のミスマッチを防ぎ、「より住みやすいまちづくり」にもつながることが考えられます(矢尾板先生より)。
今日は、学生だけではなく、地域住民の方々も数名参加されました。
学生と地域住民の混同チームが7~8チーム作られ、①市民協働、②防災・救急について、ビッグデータやオープンデータをどのように活用するか、
その結果としてどのようなことが解決されるのかについて話し合いが行われました。
市民の立場から、①課題発見者、②課題解決者、③課題整理者としての役割を担い、意見を交わす場となりました。
実際に行政がどのような情報を保有しているのかについては、学生はあまり知りませんでしたが、実際にこのようなデータがあったらいいなということを前提に、
話し合いが進められました。日常生活の中での「気づき」を参考に、アイディアを出し合いました。
各班の代表者が、最後に発表を行いました。
たとえば、地域のイベントなどの情報がタイムリーにわかるアプリや、商店街の活性化につながるアプリ、それから市内のトイレに関する情報(バリアフリーかどうかや、赤ちゃんやお年寄りに対応しているかどうかの情報提供)、公園の安全性の情報、避難所の備蓄に関する情報、病院の情報など様々なアイディアが提案されました。
今回の授業は、ビッグデータ、オープンデータという膨大な情報を活用することで、地域住民へどのような情報を提供することができ、その結果、どのような利便性が向上するのかについて、一市民の視点から考える機会であったと思います。
(告知)このようなビッグデータ、オープン・データの活用について、一般市民から公募するアイディアコンテストも開催されています。8月末締切ですので、詳しくは、千葉市のビッグデータ・オープンデータ活用推進事務局のFB(フェイスブック)をご覧ください。