2021年8月アーカイブ

 消費者教育の観点から、大学生が講師役となって、大学生の視点からエシカル(倫理的)消費に関わるテーマを学び、日頃の消費行動を見直すことを目的として、「SDGsにおけるエシカル消費、消費者問題学習会」(第1回、2021年度CO・OP共済地域ささえあい助成事業)をオンライン会議形式により開催しました(10時~11時30分)。

 当日は、日野が前座的に「消費者市民社会」に関する話題を提供した後、学生(3年生)より「エシカル(倫理的)消費」をテーマに講義を行い、一般参加者とともにフリーディスカッションを行いました。講師を担当した学生は前学期中より丹念な準備を進めてきており、一般参加者の前で堂々と講義を展開し、質疑応答も的確に応対していました。

 なお、講義後アンケートによると、「学生自身の言葉で語られており、分かりやすい」「若い世代の考え方として、大変しっかりしており、心強く感じた」等、好意的な意見をいただきました。

 次回は「フェアトレード」をテーマに9月25日(土)にオンライン会議形式により実施予定です。(文責:日野)


 コミュニティ研究Ⅱ「地域活性化コース」では、6月に続き、7月9日(金)4時限目に、外部講師による講演会を行い、学生17名が参加しました。講演は、6月にご講演いただいた和泉大介さんのコーディネートのもとでおこなわれました。今回は、銚子初のクラフトビール等を開発したチョウシ・チアーズ株式会社代表取締役の佐久間快枝さんと、銚子の地域活性化をテーマに、アクティブラーニングの手法を用いた授業を展開されている銚子商業高等学校教諭の石毛宏幸さんのお二人に、オンラインのビデオ通話システムを通じてお話いただきました。お二人のお話から、銚子発の商品開発の苦労ややりがい、地域活性化への思いについて学ぶことができ、銚子への興味関心が高まる授業となりました。(文責:八田)

 コミュニティ研究Ⅱ「公共施設のマネジメント」コースでは、7月29日(木)13:00~16:30蘇我コミュニティセンター及び千葉市文化センターを職員の説明のもとに見学を行った。

 施設の目的や費用対効果など、これまでの座学で調べた施設を実際に訪問する事により、利用実態や課題を感じることができた。見学の後には、質疑応答の時間を設け、学生が活発に質問を行った。(文責:鏡)


 コミュニティ研究Ⅱ「公共施設のマネジメント」コースでは、 7月9日(金)(14:40~16:10)、千葉市役所の財政局資産経営部職員のご協力を得て、公共施設マネジメントゲーム体験ワークショップを開催しました。
 当日は、3グループに分かれて、行政、住民等それぞれの立場から、公共施設の維持・統廃合等を議論しました。公共施設の存在意義をゲームを通じて楽しみながら、考え、学ぶことができたようです。
 引き続き、人口減少や少子高齢社会を念頭に置きつつ、公共施設マネジメントの観点から市民サービスの在り方を考えていきたいと思います。(文責:日野)


 8月4日(水)、1年次授業コミュニティ研究Ⅱ・補導コースは千葉家庭裁判所を訪問しました。補導コースは3年目となりましたが、初めての家庭裁判所訪問でした。また、裁判所に入るのははじめてという学生がほとんどでした。
 最初に、裁判官の方から、家庭裁判所の役割について講義していただきました。少年司法制度の概要、そのなかにおける家庭裁判所の位置づけを説明していただきました。
 ついで、少年審判が開かれる部屋を見学させていただきました。刑事裁判や民事裁判と異なり、裁判官、調査官、書記官、付添人などは同じ高さのテーブルに着き、少年と向かい合う構造となっておりました。ドラマなどで映し出される法廷とは異なる環境でした。
 最後に、家庭裁判所調査官の方から、調査官の業務(特に少年事件)と、補導委託制度について説明していただきました。このテーマは、補導コースとしてお願いしたものでした。家庭裁判所調査官の業務は、社会学、心理学、教育学など行動科学系と呼ばれる学問を活用してなされること、少年の生活歴や環境の調査を行い、処遇指針を検討して裁判官に報告するというものでした。
 「補導委託」は、あまり知られていませんが、家庭裁判所調査官による試験観察にあわせて行われる制度です。これは、少年審判において最終的な決定をする前に、民間の方に補導を委託し、少年の生活態度を観察すると同時に、生活の指導をしてもらうという制度です。
 家庭裁判所という司法機関においても、地域の民間の力を活用して「補導」が行われているということを学ばせていただきました。コミュニティ政策学部ならではの学びでした。
 訪問学習を受け入れて下さり、丁重な案内をしていただいた千葉家庭裁判所の皆さまに御礼申し上げる次第です。(文責:野田・山本)

裁判所の前にて

 7月10日(土)、千葉市ウォーカブル推進社会実験に参加しました。学生たちは交通誘導・データ測定・アンケートの依頼のお手伝いをしました。最初は見様見真似で参加していましたが、途中からは自身で積極的な声がけをしていました。
 学生からはアンケートを依頼することの難しさ、通りを通過したいというドライバーがいて歩行者優先とすることの難しさ、歩行者優先のまちづくりとした途端、通りの雰囲気がゆったりとほのぼのとした印象となったことが感想として挙げられました。
 今後、千葉市の中でどのようにウォーカブルの取り組みが進んでいくのか見守っていきたいと思います。(文責:松野)

事前打ち合わせ


交通誘導(手前)とデータ測定(奥)


歩行者優先にすることで、子ども連れが手をつないでゆっくりと歩くことができるようになる

 松野CSでは、7月7日(水)、バリアフリーまち歩き点検ワークショップに参加しました。松野ゼミではJR稲毛駅~稲毛公園周辺、モノレール穴川駅~敬愛大学周辺を担当し、公共施設、民間施設、公共交通、道路について様々な観点からの点検を行いました。学生たちは車いすを押しながら肢体不自由者の体験をし、カウンターとの目線合わせ、インターホンの聞こえ具合、ボタンの押しやすさなど、思いつく限りの事項を確認しました。
 横断歩道上のバリアを完全に取り除くことは視覚障がい者にとっては目印のないことにもつながり危険だが、車いすやベビーカーにとってはバリアフリーにつながり、まちの中でギリギリの調整が行われているということを学びました。点字ブロック上に物を置かないといったことは今すぐにでもできることであることにも気づきました。
 学生の感想からは、「自分の視野の狭さに驚かされた」「様々な障害の観点からまちを見ることができた」「自分一人では生きられなく、周りへのやさしさを持ちたい」と大変に勉強になったことが伝わりました。(文責:松野)

インターホン体験


バス乗車体験

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