千葉都市モノレール(課外研修)

11月29日(木)、課外研修の一環として千葉都市モノレールに行ってきました。

大澤雅章 千葉都市モノレール代表取締役社長より、千葉都市モノレールで働く「運転士さんの1日」、「駅員さんの1日」、そして「千葉都市モノレールのユニバーサル・デザインの取り組み」などについてお話いただきました。

大澤社長は、民間出身で公募で選ばれた社長です。

大澤社長より名刺をいただきました

運転士の勤務時間は、数分刻みで約30パターン(このパターンを「仕業」といいます)に分かれており、運転士は規則的な生活リズムを作れないことが大変だそうです。

千葉都市モノレールは「安全・笑顔・真心」を企業スローガンに掲げていますが、「安全」に最も尽力しており、運転士が高い集中力を保つため、連続3時間運転をしたら休憩を取ることになっています。

また仕事の「8時間前には寝ていなければならない」など、運転士には徹底した自己管理が求められており、大澤社長も運転士を「尊敬する」とおっしゃっていました。

学生たちに語りかけていただいています

駅員は24時間勤務制となっており、朝8時30分に出勤をして引き継ぎをおこなうと、翌日の引き継ぎをおこなうまでの勤務となることが一般的だそうです。

千葉都市モノレールの課題として、お客様とのトラブルが挙げられるそうです。

お客様からのさまざまな苦情を直接受けるのは駅員であるため、駅員にはお客様に真心が通じるような対応が求められますが、なかには難しい場合もあるようです。

大澤社長が目指す会社のあり方は、「乗っている人も、働いている人も気持ちがいい」会社です。

そして、それが「ユニバーサル・デザイン」の姿だと考えていらっしゃいます。

「モノに頼るのではなく、人によるユニバーサル・デザイン」を目指しているとおっしゃっていました。

真剣に聞く学生たち

ただし、「人」の部分は、社員だけでは人数に限りもあるため、沿線にお住いの地域の人びとに「モノレール応援隊」にも担っていただいています。

千葉都市モノレール全18駅のうち13駅が無人駅となっていますが、「モノレール応援隊」というのは、無人駅で駅員と同じようにお客様の案内やお手伝いをする地域の人びとを指します。

その代わり、「モノレール応援隊」は駅の空きスペースでイベントを開いたり、販売スペースとして利用できるそうです(スペース利用は無料)。

現在、4つの駅で「モノレール応援隊」は活動中です。

「つなぐ・つどう・めぐる」が千葉都市モノレールのキーワードです。

大澤社長は、「安全・笑顔・真心」が達成されるためのプロセスには、「つなぐ・つどう・めぐる」が必要であり、そのための取り組みのひとつがこうした「モノレール応援隊」です。

大澤社長のお話の後に、車輛基地を見学させていただきました。

洗車機です。

上の写真は車輛を洗う機会です。車輛の下側面を洗う部分にもブラシが付いています。

一般的な鉄道車輛は側面しか洗わないそうですが、千葉都市モノレールは下面も見られるため、きれいに洗車しているとのことです。

運転士資格の試験日でした。

この日は、「運転士」資格の実技試験日だったため車輛基地の中まで入ることはできませんでしたが、運転士の卵の皆さんの努力の成果が試される日だと思うと、応援したい気持ちになりました。

アーバンフライヤーが2012年グッドデザイン賞を受賞

新型車輛アーバンフライヤーは、今年「GOOD DESIGN賞」を受賞しました! 

アーバンフライヤーです 

千葉都市モノレールの皆様、ありがとうございました。

千葉都市モノレールのホームページはこちら

http://www.chiba-monorail.co.jp/

大澤雅章社長のブログはこちら

http://ameblo.jp/m-osawa/

「動物公園」駅の紅葉がきれいです

千葉都市モノレール本社のある「動物公園」駅は、千葉市動物公園に直結しており、現在、紅葉が見頃ですので、ぜひ紅葉狩りにお出かけください。 

2021年10月

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