1年次配当科目「コミュニティ研究Ⅱ」では,企業や自治体が実際に抱えている課題とその解決策の実践例を題材に学びを深めています.その中で本コースでは千葉市の取り組みを事例とし,スマートシティを念頭においたまちづくりをアクティブラーニングの手法を用いながら,独自の提案ができる人材育成を目的に授業を展開していきます.
5月7日(金)のコース別学習では,実際にスマートシティの推進に携わられており,本学で兼任講師も務められている松村俊英先生をゲストスピーカーにお迎えし,講義形式の授業を行いました.松村先生からは実際に進められている事例を交え,ICT技術の積極的な導入よって変革期を迎えている現在のまちづくりの実際についてお話しいただきました.
講義においては,近年話題に上がることの多いICT関連のキーワードに触れながら,日本政府のスマートシティの取り組み状況や地方自治体の実際の事例,スーパーシティの可能性についてお話しいただきました.ニュースなどのメディアを通してしかICT技術の知識を得ることが難しかった学生たちにとって,現場の第一線に携わる方のお話しは,多くの知見や気づきを得る良い学びの場となりました.
今後,学生たちにはワークショップを通じて,IoTを活用したまちづくりのアイデア提案をしてもらいたいと思いますが,今回の講義で得られた知識や気づきを,学生ならではの常識にとらわれない斬新なアイデアへとつなげてもらいたいと思います.(文責:伊藤)

