こんにちは。
総合キャリア支援室 石井聡子です。
就職活動に、何となくエンジン全開になれない・・・
そんな様子の学生さんの中には、
「自分は〇〇の仕事がやりたいんだけど、 親は△△みたいな仕事を希望してて・・・」 とか、
「親の紹介で、どこか入れるかも・・・」 などなど、
”親”という言葉がちょこちょこ登場することがあります。
確かに、誰にとっても親というのは大きな存在ですよね。
これから社会という大海原に出ていく皆さんにとっては
親は”社会を知っている一番身近なオトナ”であり、
特に、親と一緒に住んでいる人にとっては 気にするなと言われても、気にせざるを得ない存在、 それが” 親 ”ではないでしょうか。
出来れば親に反対されたくないし、揉めたくない
あるいは逆に、
親か誰か(センセイとか)が、どこか入れる会社を見つけてきて欲しい
就活に不安になると、そんな思いもわいてくるかもしれません。
だってそうですよね、これまではずーっと学生だったのですから。 進路指導やら、いろいろな面談やら、 オトナがよきに計らってくれていた部分も、少なからずあるかもしれません。
でもそれは学生でいられた、大学入学までの話。 就職は、これまでとはちょっと違います。
つまりシューカツは、一人の自立した人間になるための 大事なトレーニング期間なのです。
親とのあれこれも、そのための外せないステップではないでしょうか。
対立したり、逆に、甘えすぎたり。 そんな時期もあるかもしれません。 でも、自分自身はどうしたいのか。 それが大切であることを忘れないでください。
僕は(私は)こういう思いを持っていて、
こんなふうに、自分を社会で生かしていきたいと思っています、と
ぜひ親御さんに伝えてみてください。
「・・・・だから、応援よろしくお願いします」
と、最後に付け加えられたなら、もう上出来です。
チョット(いや、かなり?)照れくさいかもしれませんが、 それがまさしく自立のトレーニングであり、 そのまま「自分の思いを伝える」という、 就職活動の大事なシミュレーションにもなるのです。
私も、昔は皆さんと同様に就職に悩む学生であったし
(就活で親を泣かせたことも・・・)
また現在は、子供の行く末に気を揉む一人の親でもあります。
だから、皆さんの気持ち、そして親御さんの気持ち、 両方が痛いほどよくわかります。
親御さんが、反対したり逆に過剰に世話を焼いてしまうのも、 子どもが挑戦しようとする姿を見て、 きっと心配でたまらなくなるからでしょう。
しかしどれだけ心配しても、 親が子どもの人生を代わりに歩いてあげることはできません。
ここは皆さんが少しオトナになって、 親御さんに、自分の気持ちを説明してあげてください。
スラスラと言えなくてもいいのです。 たどたどしくても、自分の言葉で。 それだけでも伝わるものがきっとあります。
とはいっても、実際どう伝えたらいいのか・・・
そう思ったら、どうぞ遠慮せず
私たちのところへ気軽にいらしてくださいね
お話ししながら、自分の気持ちを整理して行ってください