~下記期間は閉室しています~
8月15日(月)~19日(金)
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こんにちは。
総合キャリア支援室 権田です
さて8/25より、下記のイベントが始まります!
【イベント】OB訪問をキャンパスで!卒業生・社会人の話を聞こう!「働くキモチ」
それに先立ち、現在総合キャリア支援室で皆さんの対応に当たっているスタッフたちに、
自分自身の就職活動や、自分の仕事について考えていることなどをインタビューしてみました!
さて本日は、キャリアカウンセラー石井さんが登場です。
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1)就職活動はどんな感じでしたか?
私の頃は、一般企業を志望する学生は大学4年の5月頃活動していたかと思います。
たくさんの企業の採用情報がひとまとめになった電話帳のような分厚いカタログが、ある日家に届きました。
それを見て、目当ての企業に葉書を出し、各社で説明会⇒筆記試験・面接(2回ほど)⇒内定、といった流れだったかと思います。
私が受けたのは、情報産業系です。
なぜかというと、先のカタログを見ていて、たとえば商社・銀行など業界によっては男女で待遇・職種などかなり違うことを知ったからです。
情報産業など新しい業界では男女差がありませんでした。
私はずっと共学で来て、優秀なジョシをたくさん見てきていましたので、どうして女性の方が給与が低いのだろう?と単純に疑問を感じたのです。
どうせなら同じスタートラインのほうがやる気が出るのではと思いいました。
また大学が、情報処理系の授業を強制的に必須科目でとらせる方針で(身についてはいませんでしたが)、面接のときもそれが少し強みになるかなと、それくらいの気持ちでした。
2)最初の会社への就職を決めたポイントは?
内定が出た会社のうち2つで迷いました。
決め手は、私は結婚・出産しても長く働き続けたいと思っていたのですが、一つの会社は
「長く働く人は要らない、短期間にばーっと働いてくれる人が欲しい」
と言われたのです。
何だか、それが社員を大切にしないように聞こえてしまい、お断りしました。
(あとから分かったのですが、その会社は決して社員を大切にしないということではなく、若いうちにがむしゃらに働いて、どんどん独立を促すような、そういう風土・ポリシーを大切にしていたところでした。)
最終的にはそちらではない、大手通信会社を選びました。
大企業であれば、社内・社外で色々な人に出会うことができるのではという期待があったからです。
3)入社する前と入社した後、イメージしていたことにギャップはありましたか?
入社前から合宿状態で、都内・地方の研修施設に1か月以上いました。
朝はグランドに集合、体操に始まり、その後は授業、夜は課題、グループワーク。
外出も自由にはできませんでしたので、半年前から楽しみにチケットを買っていた海外ミュージシャンのコンサートも泣く泣くあきらめざるを得ませんでした。
その後配属になりましたが、すぐに専門的な知識が必要なプログラムを作ることが求められました。
まだ業界、業務の流れもわからず、教えてくれる人もおらず(周りも非常に忙しい状況で)、本当に困りました。
勤務時間内だけでなく、自分のすべての時間を注ぎ込むくらいの気持ちがなければ、とてもついていけるものではないということが身に染みてわかりました。
その後転職した時はその経験を活かし、とにかくわからなければ初めだけは誰にでも、積極的に訊きまくることを心がけました。
忙しい部署ほど、教えてもらうことを待っていてもダメだとわかったからです。
初めの1,2か月だけは迷惑をかけても自分から学び取って、仕事に必要な土台を作るといいかと思います。
4)新卒で入社する際、どんな準備をしていたらいいですか? 前向きで、素直な、何でも吸収してやるぞ!という心構え。 どんな事前準備が必要かは業界、職種、企業によって違うと思いますが、
お金をいただく、プロになるのだ
という自覚は共通して必要ではないかと思います。
5)現在の職業についてお話ください。
現在は大学で学んだこと・仕事での経験を活かし、キャリアカウンセラーとして活動しています
淑徳大学の学生の皆さんの就職支援のほか、企業でのキャリアカウンセリングやセミナー、またキャリアカウンセラーを目指す方々のサポートの仕事もしています。
大変な点は、決まったルーティンワークではないので、目の前の方にとってなにが最善のサポートかを常に柔軟に考えなければならないところです。
またそれも正解がないので、どういう結果になるかも見えにくい仕事です。相手と自分との二人三脚で、すぐに結果が出なくてもあきらめず、辛抱強く続けることが難しいところ。
しかし、やりがいもあります。
例えば学生の皆さんが、就職活動に真剣に取り組む姿に私の方が元気をもらい、またそのさまざまな報告を 聞いて、同じように喜んだり、残念がったりできる。
年齢に関係なく、誰かと気持ちと気持ちで話をして、そのことが自分自身の人としての成長につながっていることを感じます。
6)お仕事のやりがい・興味について
自分にとって仕事とは。
難しい問いですね。
人生のいろんな時点で答えが変わります。
一言で即答できませんが、それを考えることが、仕事をしていく意味にもなると感じています。
今現在は、仕事とは「自利利他」であると思っています。
自利利他は淑徳大学の理念でもあると知り、より淑徳大学さんに共感を感じました。
自分を活かし、そのことで相手や全体にも利をもたらす。
それが仕事だと思います。
最初から望む通りの働き方をするのは難しいですが、私も試行錯誤しながら、少しずつなりたい自分に近づこうと奮闘中です。
寄り道をしながら、でもそれがあとで生きてくる。
うまく行かないこと、予想外の展開を愉しむ気持ちで、いつも失敗の活かし方を考えています。
そうすると失敗と思っていたことが、実は工夫をする起点となったりします。
その点では少し成長できたかもしれません
7)就職前と後のギャップについて
学生時代、そして就職するに当たっては、とことん好きなことに打ち込んでみてもいいと思います。 何でもいいのです。
それがすぐに仕事にならなくても、好きなことがある人は少しずつそちらの方に人生が流れていくということもあるように感じます。
他人は色々なことを言います(心配したり、良かれと思って)。
でも自分の人生に責任をとれるのは、自分だけです。
後悔しないように、一生懸命に何かをやるというのは、自分の楽しみのためにも必要だと思います。
8)就活中の学生へ、ひと言コメント
就職活動は、多くの人にとって、初めて自分自身そして世の中と真剣に向き合う機会となります。 苦しくもあり、そして発見もあり、激動の日々を送る人もいるかと思います。
でもそれをどうとらえるかで、その後の成長が大きく変わるのは確かです。
面倒くさいと、楽な方に流れず、大変さを愉しんでやるぞ!
という思いで乗り切ってください。
乗り切るのは誰かに代わってもらうことはできませんが、そんな中でキャリアカウンセラーは、皆さんのサポーターです。
勝つ日もあれば負ける日もあると思いますが、どんな時でも応援している人がいることを忘れずに
。
私も皆さんの最高のサポーターになれるよう、日々努力中です
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明日はどのスタッフが登場するでしょう
お楽しみに