こんにちは。
総合キャリア支援室 権田です
さて8/25より、下記のイベントが始まります!
【イベント】OB訪問をキャンパスで!卒業生・社会人の話を聞こう!「働くキモチ」
それに先立ち、現在総合キャリア支援室で皆さんの対応に当たっているスタッフたちに、
自分自身の就職活動や、自分の仕事について考えていることなどをインタビューしてみました!
さて本日は、ハローワーク大卒ジョブサポーター岡田さんが登場です。

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1) 就職活動はどんな感じでしたか?
●4年の9月中旬まで体育会の公式試合があり、その後就活スタート。
9月下旬に就職課で応募可能な会社をみつけ、10月第一週に8社ほど受けました。
その週に5社から内定を頂戴しあっという間に就活終了しました。
どういう業界を受けていましたか?それはなぜですか?
●とりあえず自分になじみのある業界の中から、いくつか絞り込みました。
なかでも男子には絶対に負けない!と自信のあった食品業界、特に洋菓子・食品輸入商社・製パン等を受けました。
素材産業やインフラはさっぱり・・でしたね。
「大変だったこと・悩んだこと」「印象に残っていること」があれば教えてください。
●当時は地方出身(要するに自宅通いでない)の大卒女子は一人暮らしで身持ちが悪く(本当に当時はこんな風に言われていたんですよ)雇ってもらえない、といった時代でした
そこで、千葉の叔父の家に住んでいることにして就活しました。
今考えると滑稽ですね
2)最初の会社への就職を決めたポイントは?
●5社のうち3社まで絞りましたが、どうにも決められず、初めて就職課の相談ブースに行きました。
客観的な会社情報(一部上場かどうか、労働組合の有無、女性比率など)やお勧め企業を教えてもらい決定しました。
恥ずかしい限りですが、何も知らずに受けてたんですね
「社内の雰囲気」「やりたいことがあった」「仕事を選んだか、会社を選んだか?」など、決め手を教えてください。
●結局、仕事ではなくその会社の商品が気に入って、選びました。
3)入社する前と入社した後、イメージしていたことにギャップはありましたか?
●入社すぐから、神戸本社での新人研修が始まり延々ホテル暮らしの毎日。
毎朝同期みんなで吉野家の朝定食食べて
出稼ぎ労働者の気分でしたね
配属が決まった時にはホッとしました
4)新卒で入社する際、どんな準備をしていたらいいですか?
●「働く」ことについて、自分なりのポリシーがあるとブレが少なく入社すぐにやめることはないかな、と思います。
アルバイトでなく、正社員としてそれなりのお給料をもらう訳ですから、しんどく感じる部分やめんどくさいルールは確かにあります。
その時に「すぐ会社辞める!」ではなく、
「じぶんはそもそもこうだと思っていたけど世の中違うんだな」
といった冷静な振り返り方ができれば、刹那的な決断にはなりにくいのかな、と思います。
わかりにくくてすいませんが、この春からあまりに多くの「すぐ辞めっちゃった」方がハローワークに来所しているせいか、とても残念に思っています。
5)現在の職業についてお話ください。
●埼玉労働局ハローワーク所沢にて大卒就職ジョブサポーターをしています。 どんなことを担当しているのか?
● 現在はハローワークで、主に25歳くらいまでの大卒・短卒・専門卒の方で、正社員歴が一年未満もしくは卒業後未就職の方の就職支援を行っています。
週に2回(月・木)は淑徳大学にて主に4年生と既卒生の就職支援を行っています。
そのやりがいは何か?大変なことは?
●その方にぴったりの求人にマッチング出来たときはうれしいですね。
まさに「ツボにはまる」といった感じです。
大変なことは、う~ん、いろいろです。
やっぱりなかなか仕事が決まらない時は悩みますね。
百人百様その人のいいところを見つけるのは得意なのですが、企業へのアプローチの方法と相談者自身にどうアプローチの方法を身につけてもらうのかいつも苦心しています。
6)お仕事のやりがい・興味について
自分にとって仕事とはどんなものか?
● 私にとっては生きることそのものです。
仕事をすることで、きっと私の人生は形作られているんだと思います。
このように考えるのも、出産や育児でキャリアを中断したからこそ思えるんだと思います。
目指すはHHB(働くHappyばあさん)です!
仕事をして成長したことは?
● 経験のポケットが増えていくにつれ、知識が増え、いろんな角度から物事が見えるようになるのはうれしいですね。
世の中って無限大だな、と思います。
最初の仕事から好きなこと、興味のあることはできたか?
●実はあまり好きなことに執着がなかったんです。
今でもそうかな。
タイミングや縁で、その時々がむしゃらに仕事をしてきた、といった感じです。
どの業種やお仕事も面白くて無我夢中
ルーティーンが苦手なので、今の仕事はハードルは高いですがやりがいがあります。
7)就職前と後のギャップについて
学生時代に身に付けておけばよかったと思うことは?
● ずばり「教養」
今は実務の時代と言われていますが、リベラルアーツといわれる哲学や文学、美術など、時間のたっぷりあるときに身につけておきたかったですね。
人間の幅って時間に余裕がないと生まれません。
大学時代はうってつけだったのに・・
仕事をすることで学生時代には見えなかった新たな自分を感じることはあったか?
●会社で働く=お金儲けをする、といった当たり前のことがわかっていなかった自分を痛感しました。
就職当初は「お金儲けってそんなに偉いの?」と反感を持った時期もありましたが、すぐに洗脳されました(笑)
8)就活中の学生へ、ひと言コメント
●社会を覗くチャンスが今はたくさんあります。
膨大なネットの情報の中から、自分に有益な情報にたどり着くのは一苦労ですよね。
結局仕事って自分の身体と社会を繋ぐものだから、自分の中にある情報に目を向けて整理したほうがしっくりくる
と思いますよ。
相談者で「なんでもいいです!」「今更選んでられる状況にない!」
という人がいますが、そういう人ほどわがままなんです!
ハローワークインターネットサイトには現在60万件近い求人が毎日UPされています。
「なんでもいい」と他人に下駄を預けたら絶対に決まりません。
しんどくても自分の中にある「こだわりの種」を見つけてください。
就活ともにがんばりましょう。
あなたを待っている企業は必ずあります!