こんにちは。
総合キャリア支援室の井島です
4年生の皆さんは、卒業論文作成にも忙しい時期ですね。
学生生活の集大成にもありますから、納得いく形で修めていただけるといいなと思います。
さて先日、就職活動中の学生さんグループと話していて、こんなことがありました。
総合キャリア支援室で相談をするのは、グループの中でも何名か。
いつも付き添いで来室していましたが、カウンセラーに相談をしたことがなかった方がいました。
就職活動のことは、「考えてはいる」。
だけど、今一つ乗り切らなくキモチが揺れるのですね。
その方が、 「初めて話を聴いてもらった」とのこと。
「少しラクになった?」と訊くと、親指と人差指を使って「ちょっとだけ」というサインを出してくれました(笑)。
進歩ですね!
動いてみたのです。
よく、「相談室には来るのだけれど、相談したことはない」という学生さんがいます。
『きちんとした相談内容がまとまっていないと、相談できないのでは?』
とハードルを設けてしまっているようですね。
そんなことはないのですよ
ももちろん、話をまとめてから来る方もいますが、 「話しながらまとまる」ということもたくさんあります。
目の前に、聴いてくれる人がいれば、勝手に話し出していいのです(笑)。
きっと、あなたのいいたいこと、考えていること、気持ちを、あなたと一緒に整理してくれます。
ちょっと「動いて」みると、意外な展開に発展することがありますよ!
現代経営学の神様的存在であるピーター・ドラッカーが行動と思考の重要性について、こんなことを言っています。
『させてもらえない不満をいう代わりに、してよいことを次から次へと行なう。』
『「できないことは何か」ではなく「できることは何か」と考える。』
『何が目的か。何を実現しようとしているのか。なぜそれを行なうか。』
考えたら、動いてみる!
視野が広がる、視点が変わる、試した結果が分かります。
「できること」の方を見れば、案外たくさんの“できること”があります。
今までやってみなかっただけですよ。
前出しの学生さんのように、思いつきでも「やってみたら」ちょっとだけでも変化はあるものです。
例えば、就職活動のことで言えば、その一連の行動に「失敗」などないのです。
失敗学で有名な畑村洋太郎先生は
「失敗とは、人が関わって行なうひとつの行為が、はじめに定めた目的を達成できないこと」
と定義しています。
つまり、 「人が関わっていて」、「望ましくない結果」を失敗というのです。
就職活動は、「自分」のものです。
そこに、他者との共同の目標はなく、他者との示し合わせた成果もありません。
あるのは、自分の成果。
だから、恐れずに進んで行きましょう
先ずは、行動すること です。
どんな行動をどのようにしていくのかについては、総合キャリア支援室で相談にのっています
是非、ご活用ください