こんにちは。
総合キャリア支援室の竹内です。
12月3日(土)にBS-TBS「NEWS21 サタデースコープ」という番組の特集で、本学部総合キャリア支援室の取り組みが取り上げられました!
http://w3.bs-tbs.co.jp/news21/
特集のタイトルは「日本の”就活”を考える」。
取材対象に選ばれた理由は、昨年からの国の緊急総合経済対策(なかでも重要課題に大卒の雇用対策)で数々の施策を打っているなかで、特に成果が上がった大学として取材にきていただきました。
就活生もがんばっているのですが、実は国も、県
も、もちろん大学
も皆さんを支援しようとあの手この手と施策をうっているのですよ
利用しないのは、もったいないですよね。
今日はその背景をちょっとまじめに紹介します。
遡ること3年前、H20年9月リーマンショックにより世界経済が大混乱に陥り、日本の大卒就職を取り巻く環境が一気に大逆風が吹き荒れました。
H20はその後、内定切りという社会問題が起こりました。
今の4年生は、その姿を1年生の頃に目の当たりにしているんですね。
H21、22と大学求人倍率はどんどん下がり、H23にはいよいよ1.23倍にまで下がってしまいました。
ちなみに、H19は2.14倍でした。
このままでは、日本社会全体の損失という危機感から、、
H21.10には緊急雇用対策本部(内閣総理大臣が本部長、そこの厚生労働大臣、文部科学大臣などがメンバー)が置かれ・・
H22.8に、新卒者雇用・特命チームから「新卒者雇用に関する緊急対策」について発表実施に移っていきます。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sinsotsu/taisaku.pdf
厚生労働省(埼玉県労働局、地元のハローワークを通して)
埼玉労働局では、大卒ジョブサポーターが一所一大学の支援ということで、淑徳大学にH22.10から岡田さんにきていただきました。
現在も月曜と木曜の10時~17時にコーナーを設け、主に求人を紹介してくれています。
これまで、リクナビ、マイナビといった求人サイトには、載っていないような、埼玉県の優良中小・中堅企業を紹介してくれています。
求人票の探し方から見方まで多くの気づきと勇気をいただいています。
文部科学省
中長期的の取り組みとして、大学設置基準の中に、H23.4からいわゆるキャリア教育が義務付けられました。
そして、短期的な措置として就職相談窓口の充実(キャリアカウンセラーの配置など)が強く推進されてきたというわけです。
大学総合キャリア支援室
本学部がこの危機を乗り切るために特に力を入れているのは、個別相談です。
キャリアカウンセラー(CDA)を6名配置して、日々学生さんたちの相談に乗っています。
1学年400名そこそこで、資格保有者を6名置いている大学さんは他にないのではないかな・・
攻めは冗談ですが、ゼミの先生や学生本人に、こちらから直接声をかけ、一人で悩んでいるようなことはないようにしています。
(一人で抱えて、誰にも相談できないケースもあるんですね。)
私たちが一番大切にしているのは学生さん一人一人の納得感のある就職決定です。
第一希望の会社に内定をもらえる人もいれば、残念ながら第一希望でない学生さんも多く存在します。
それでも社会に踏み出すことで、チャンスが無限に広がっていくことを知っているからです。
卒業まで、あと4ヶ月。
最後まであきらめなければ、必ず道は開けるものと信じて、伴走していきます!