こんにちは。
総合キャリア支援室 石井です
3年生の皆さんも徐々に選考が進んできて、最近は面接練習の予約も増えてきました
自己PR、志望動機、学生時代に頑張ったことなどは、もちろんしっかりと伝える練習が必要ですが、意外と落とし穴なのが、「会社概要の復習」です。
ある会社での面接本番の話。
スムーズに面接が進み、面接官とも和やかに話が弾み、 いい手応え、そろそろ終わりかなと思ったその時、 おもむろに面接官から放たれた言葉。 「・・・では最後にもう一つだけ質問します。 ウチの『経常利益』はどれくらいだかわかる?」
…経常利益
まさか面接でそんなことを聞かれるとは
度胸や笑顔で乗り切れる質問じゃない…
でもこれは、実際に学生さんだけでなく、 企業の採用担当の方からも耳にした実話です。
面接練習で鍛える内容以外に、会社概要に出ている大まかな数字やデータは、事前に自分で覚えるしかありません。
そこで、オススメしたいのは自前の「面接ノート」
経常利益、営業利益、純利益などは公開していない企業もありますが、 売上高は出ていると思います。
その他社長や創業者の名前(よく聞かれます!)、資本金、創業年、社員数、本社の場所、支店・支所の数と場所、簡単な歴史など。 企業理念もキャッチフレーズがあればそれを書いておきます。
こんなふうに、受ける企業ごとにページを変えて、会社データを書き写しておき、
面接に行く電車の中ででも見ながら行けばOKです。
(更に帰り道に面接の概要や感想を書き込めれば、完璧)
こうしたデータを覚えておくのが大事なのは、聞かれた時に答えられるためでもありますが、実はそれだけではありません。
例えば、本社や支店の場所が自分と所縁(ゆかり)のある土地であったり、創業日が偶然自分の誕生日と同じであったり(先日そういう方がいました)など、話を広げる"ネタの種"になることも多いからです。
冒頭の経常利益などは、前年と比べて上がっているか下がっているか、それによって企業が上り調子なのか、 それとも厳しい状況下での採用なのかがわかります。
当然、面接を受ける私たち側の受け答えにも、それが反映されるはずです。
面接練習だけでなく、会社概要もしっかりと踏まえて、本番に臨みましょう