こんにちは。
総合キャリア支援室の芦沢です
4月20日、「キャリアデザインⅢ」の授業に、卒業生の福本玲央さんが講師として登場してくださいました
福本さんは、平成18年度に入学。4年生になる年に1年間休学し、世界一周の旅へ
平成23年3月に卒業し、現在は旅行会社に勤務しています。
当日は、学生時代の経験、現在の仕事につながっていることなどについて、お話してくださいました。
●色々なことに挑戦しよう!
休学し、香港行きの片道切符のみで世界に飛び出した福本さん
もともと国内旅行が好きで、ある時「もっと色々なものが見てみたい
」という思いを抱いたことが世界一周のきっかけ。
旅先で出会った人たちとの楽しい思い出、アフリカのサバンナでの仰天エピソードなど、生き生きとお話しくださいました
大学内の活動として、ゼミ担当教員の廻先生からサッカーサークルの創設や、スピーチコンテストへの出場が紹介されると、
「サッカーサークルは、サッカーをやりたいと思ったからで、スピーチコンテストは賞金狙い
でした。」と照れ笑い。
華々しい学生生活に見えるものの、福本さんの考えはとってもシンプル
「何かを知りたい」「これは面白そうだ」と思った自分の気持ちに素直であったこと。
もちろん、行動に移すことができる実行力も兼ね備えていることは言うまでもありませんが、まずは「自分の気持ちや考え」を大切にすることが何より一番!ということを教えてくれたように思います。
「考えに考えて、やらなかった」より一歩踏み出す勇気を
●色々なことをしていれば、それが就活につながる!
学生時代、具体的に「この仕事に就こう!」という考えは正直なかったという。
復学し、1年遅れて始めた就職活動では6社を受験し、すべての会社から内定を取得
受けた会社の業種はバラバラ。
会社案内などを読み、「面白そうだな!」という感覚を信じて受けたとのこと。
「『就職活動のために何をしたか』というよりは『今までやってきたことが結果的に就職活動に活かされた』」
と振り返り、
「色々な人と話したり、誰かと遊んだり、アルバイトをする…そういうことが仕事にも活きていると感じる」
と力強く語ってくださいました。
●社会に出る前に「社会を見る」ということも重要!
充実した学生生活を送った福本さん
社会に出て、ギャップや違和感は無いのか、といった趣旨の質問にも、きっぱり答えてくれました。
「社会実習(今のインターンシップ)で、イベントの運営をしたとき、自分たち学生の中で本気で仕事をしたのは、たったの2割。
そして、大人でもそれは変わらなかった。
この経験から全員が全員100%の力を出し切るわけじゃない、ということを学んだ。
世の中にはそういう人もいるということを知ることができたことは大きい。」
実習の経験から得たものを自分で咀嚼し、身につけている人の言う言葉には重みがありました。
福本さんの快活で飾らない人柄のおかげで、授業は終始リラックスした雰囲気
学生からの質問も、時間を追うごとに多くなり、充実した90分間でした。
当日の授業アンケートから、受講生の声をいくつかご紹介します。
・将来何をしたいかはっきりしていなかったけれど、お話を聞いて自分のやりたいことを積極的にやりたいと思いました
・今まで将来に対して不安に思っていましたが、話を聞いて、今まで考えすぎて自分で自分の首をしめていたのだと気付きました
・今日のお話を聞いて、行動力を高めていきたいと思いました
お話してくれている福本さんはもちろん、受講生の皆さんの表情も明るく輝いていたのが印象的でした
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次回は5月25日に、特別講師として卒業生・島崎勇樹さんが来校予定です。
島崎さんは07年3月に卒業後、ベンチャーのIT企業でアルバイトを経験。 その後、市役所の採用試験を受けて合格。
現在、小金井市役所で勤務している異色の経歴の持ち主です
公務員を目指している方や、ベンチャー企業に興味がある方は先輩のお話を聴くチャンスです
当日は「キャリアデザインⅢ」を履修していない方も聴講可能
希望する方は、総合キャリア支援室までお問い合わせください。
お待ちしています