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こんにちは。
総合キャリア支援室 岡田です
たぶん皆さんのお母様と同年代ですので、
その時代の女性がどのようなキャリアを歩んできたか、
また、ご自分の将来や将来の伴侶となる女性にも思いを馳せていただければ幸いです。
<これまでの経緯>
新卒では洋菓子メーカーに就職。
結婚後ドイツ車メーカー・IR編集等を経て、出産のため専業主婦となりました。
3人の男の子を育てながら、短時間労働も含め、細く長くといった感じで、
派遣・業務委託などで食品メーカー・研究所・外資系IT企業等で人事・経理・秘書などを経験しました。
40代に入り、ひょんなことから別の大学で人が足りないから手伝ってとお声をかけていただき
「外国人留学生を2年間高等教育して、日本企業に就職させる」という
経産省の補助金事業の立ち上げと運営をすることになりました。
少子高齢化がすすむ日本はいずれ外国からの労働力を受け入れざるを得ず
その際の親日外国人のマネージャークラスを育成しようといった目的がありました。
アジアの津々浦々まで赴き優秀な学生を選抜し、国費留学生として大学に編入させます。
専門にあわせた独自のプログラムを正課・非正課科目問わず立ち上げ、
日本人学生とともに主にアクティブラーニングに取り組みました。
日本独自の組織構造・文化・サービスにもしっかりコミットできる外国人=「目の青いサムライ」
をつくるプログラムは本当にハードでしたが、久しぶりに思いっきり仕事が出来、とても充実していました
なによりアジアの留学生の懸命さと優秀さに心を打たれ、若者を支援することのやりがいを初めて知りました。
<キャリアカウンセラーになるきっかけ>
同時に驚いたことが、今の新卒就職活動があまりに複雑なしくみになっていることでした。
私は男女雇用機会均等法前の人間です。
女性はクリスマスケーキといわれ、25歳にまでに結婚、それ以降(12月25日を過ぎると)
価値がなくなる、半値になると平気で言われていました。
またお茶くみ・コピー以外で責任のある仕事をするには教員になるしかないとも言われていました。
その当時の就活はというと、大学4年の夏休み頃に大学の掲示板に張り出された求人票を見て、電話で応募。
10月1日より試験開始、1~2週間程度の試験期間の後内定。
11月1日に内定式、就活はそれで終わりでした。
バブルの前のあまり景気の良くない時代でしたが、
大卒女子求人が非常に少なかった時代でも、何社も内定を頂いた記憶があります。
ましては男子はいわずもがなです。
就活準備とは企業研究のことでした。
自己分析も筆記対策も、みんなほとんど準備はゼロ。
公務員を目指している友人は、一般常識の本で勉強していたのを覚えています。
試験はどこも、集団面接、一般常識、適性テスト、作文、個人面接でしたので、今とあまり変わりません。
準備なしですから、みんな素のままで社会に受け入れてもらってたんだな、と実感します。
いつの間に会社に入る基準がこんなに高くなったのだろう?
当時とやってる仕事は大差ないのに・・というのが正直な感想でした。
(つづく)