こんにちは。
総合キャリア支援室 竹内です
埼玉キャンパスでは本日前期授業最終日。
暑いですがもうひと踏ん張り。
さて7月23日に、本キャンパスのキャリア教育&就職支援の取り組みが、NHK「首都圏ネットワーク」で取り上げていただきました
テーマは、”若者の離職を防げ 大学・企業双方が取り組み”
全国で、3年以内に離職した割合は、大学を卒業した人で31%と、高い割合が続いています。 若者に仕事を続けてもらうにはどうしたらよいのか。
その中で、本キャンパスの取り組みが紹介されました。
取り組み 正課授業科目「キャリアデザイン」1~2年次必修化
本学経営学部では、今年の新入生から「キャリアデザイン」の授業を1、2年次必修化しました。
番組では、「離職予防のため」となっていましたが、真のねらいは、「大学で学ぶこと」と「社会で働くこと」との関連性を考え、自らのキャリアビジョンを明らかにし、高い就業意欲・学習意欲を育成すること。
キャリアデザインはあくまでもきっかけの場。
経営学部は教育学部や看護学部とは違い、入学時に明確な目的をもっていない学生が多い学部(いわゆるつぶしの利く学部)と言われることが多いです。
4年間の学びや活動を通して、卒業後社会の中で自分の居場所(相手あっての働く場)を探す、それでよいのだと思います。
(そんな私も経営学部出身。18歳のときに大学で働くなんて考えたこともありませんでした)
働く場が、ただお金をもらう場よりも、自分の価値観を大切にできる場や能力を活かせる場だと、きっとやりがいを持って働くことができますよね。
当然離職しようとも思わない。
まずは1、2年生のうちから自分のキャリアを少し意識して、この4年間様々なことにチャレンジししっかり楽しんでもらいたいと思います。
その中で、卒業後やりたいこと、自分に向いていること、やれることなどが見えてくるはずです。
取り組み 卒業生支援
本学は、卒業生への支援も充実させています。
卒業後3年以内の卒業生を中心に、最近利用が増えています。
番組の中でも、そんな紹介がありました。
増えた理由として、早期離職者が増えているから?
他大学で「卒業生の相談が増えている」、そんなこと聞いたことありません。
総合キャリア支援室は、リーマンショック後の就職氷河期(就活が原因で自殺者まで出るような環境)を乗り切るため、改革を断行しました。
一人ひとりに合わせた支援ができる体制(キャリアカウンセラー常時4名以上)への移行です。
年間300件程度だった個別相談件数が、ここ3年は年間3000件(10倍)を超えるまでに至っています。
在学時3年生の全員面談に始まり、就職活動期間中内定が得られるまで伴走します。
困った人が利用する部屋から、誰もが気軽に利用する場に変わったのです。
おかげさまで卒業後も気軽に立ち寄ってくれる卒業生が増えています。
中には離職をしてしまったという相談もあります。
まずは気持ちを受けとめたあとは、どうするか?
職務経歴をいっしょに振り返り、強みの再確認をお手伝いすることもあります。
既卒者向けの求人をマッチング(企業に即紹介)することもあります。
その人の状況に合わせて外部機関にリファー(紹介、つなぎ)することもあります。
一人ひとりに合った支援をする。
そのポリシーは卒業生にも同様に続けています。
私たちの日ごろの取り組みを、マスコミで紹介いただけるのは大変光栄なこと。
これからも、もっともっと注目をいただけるように真摯に取り組んでまいります。
NHKのスタッフの皆さま、今回取り上げていただきありがとうございました。